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2019年03月19日国内貴金属は軒並み値を上げ上昇↑金は続伸し、パラジウムは史上最高値を更新。

【金相場】週明け18日のNY金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見ムードが広がり、小動きな展開に。中心限月の4月限は1トロイオンス1301.50ドル(-1.40ドル)と、横ばい圏ながら小反落して取引きを終了。新規の手掛かり材料に乏しい中、外国為替市場ではドルがユーロに対して軟化したことが金商品への割安感につながり、相場は未明ごろに一度プラス圏に浮上した。ただ、昼ごろにかけて為替相場が反転すると金相場の上値も重くなり、ジリジリと上げ幅を縮小。マイナスサイド転じた後は、売り買いが交錯し小動きな相場展開となった。市場は、翌19日から2日間の日程で開催されるFOMCに注目。今会合では政策金利の据え置き決定がほぼ確実視されている一方、会合後に公表される金利見通しでは年内の利上げ想定回数が従来の2回から1回以下に下方修正されるのではないかとの見方が優勢となっている。また、資産圧縮策の終了時期に関する判断にも注目が集まっている。

国内の金相場は、週明けのNY相場では小幅安に振れるも、引け後の戻りを映して、国内でもプラスサイドに転じ上昇。小売ベースでは1gあたり5,088円(+9円)と、値を上げ上伸しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

03/19  5088円 (+9円)

03/18  5079円 (+11円)

03/15  5068円 (-29円)

03/14  5097円 (+23円)

03/13  5074円 (+28円)

03/12  5046円 (-6円)

03/11  5052円 (+20円)

03/08  5032円 (-6円)

03/07  5038円 (-13円)

03/06  5051円 (+14円)

直近10日間の金相場平均価格:5,063円/g


【パラジウム相場】週明け18日のNYパラジウム相場は、中国の景気刺激策による好感や、米国株の上昇を背景に買い地合いが強まり急伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1539.70ドル(+21.20ドル)と、これまでの歴代高値2月26日相場(1519.70ドル)を抜いて、史上最高値を更新して取引きを終了。中国による景気刺激策への期待などを背景に同国株価が上昇した事が材料となり、この日のパラジウムは序盤より買いが旺盛となり上昇。また、翌19日から開催予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)が、ハト派寄りの内容になるとの見方から買いの勢いが加速。ドル安やテクニカルな買いも巻き込み、相場は一時1541.80ドルと1540ドル台に浮上した。その後、ドル安一服や一部で利益確定売りが出るも、米国株の上昇が支援材料となり、そのまま高値で取引きを終えた。
先行き供給不安や、米中通商協議への楽観的見方、米連邦準備理事会(FRB)のハト派シグナルなどを背景に、このところ価格水準を切り上げているパラジウムは、年初来では+342.50ドル(+22.2%)となり、金との価格差は238.20ドル(パラジウム高)と過去最大となった。

国内のパラジウムは、史上最高値を更新するなど一段高となった週明けのNY相場を映して急騰。小売では1gあたり6,188円(+92円)と、4日に付けたこれまでの高値を抜いて、過去最高値を更新しました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

03/19  6188円 (+92円)

03/18  6096円 (-26円)

03/15  6123円 (+38円)

03/14  6085円 (+27円)

03/13  6058円 (±0円)

03/12  6058円 (+102円)

03/11  5956円 (-75円)

03/08  6031円 (-44円)

03/07  6075円 (+71円)

03/06  6004円 (-60円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:6,067円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:15現在の金相場は1トロイオンス1309.55ドル、パラジウムは1547.10ドル、為替は1$111円19銭前後の値動きで推移しております。

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