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2019年04月03日国内貴金属は値動きがなかった銀を除いて3日続伸↑

【金相場】2日のNY金相場は、世界経済減速の兆候や、EU離脱を巡る不透明感の強まりを背景に買いが優り小反発。中心限月の6月限は1トロイオンス1295.40ドル(+1.20ドル)と、横ばい圏ながら小幅高に転じて取引きを終了。英議会が前日に欧州連合(EU)離脱を巡る議員提案をすべて否決し、EU離脱を巡る不透明感が強まった事から、逃避目的から金を買う動きが活発化し序盤より小高く推移した。その後、外国為替市場ではドル買いが進んだ事で割高感が意識されるも、2月の米耐久財受注統計で低調な結果となったほか、米国株が軟調に推移した事が意識され午後には地合いを引き締める展開となった。

国内の金相場は、小反発したNY相場を映して上伸。小売ベースでは1gあたり5,033円(+9円)と、3営業日続伸し、先週28日相場(約1週間)ぶりの高値に値戻しました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

04/03  5033円 (+9円)

04/02  5024円 (+7円)

04/01  5017円 (+19円)

03/29  4998円 (-57円)

03/28  5055円 (-37円)

03/27  5092円 (-1円)

03/26  5093円 (+38円)

03/25  5055円 (-19円)

03/22  5074円 (-27円)

03/20  5101円 (+13円)

直近10日間の金相場平均価格:5,054円/g


【パラジウム相場】2日のNYパラジウム相場は、株安が意識されるも、押し目を買われ堅調地合いが継続。中心限月の6月限は1トロイオンス1400.30ドル(+8.50ドル)と、3営業日続伸し、終値では節目の1400ドル台に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、堅調地合いが続いた前日相場の反動から、序盤は利確売りに押され軟調に推移した。また、ドル高に押されたほか、株安も意識され下押される場面もあったが、売り一巡後は安値を意識した買い戻しが旺盛となりプラス圏に浮上。その後も他貴金属の上昇につられるなど買いが優勢となり、1400ドル台に再浮上して取引きを終えた。

国内のパラジウムは、堅調地合いが継続したNY相場を映して3日上伸。小売では1gあたり5,632円(+6円)と、小幅ながら値を伸ばし、金同様に先週28日相場ぶりの高値となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

04/03  5632円 (+6円)

04/02  5626円 (+162円)

04/01  5464円 (+113円)

03/29  5351円 (-313円)

03/28  5664円 (-367円)

03/27  6031円 (-81円)

03/26  6112円 (+91円)

03/25  6021円 (-199円)

03/22  6220円 (-38円)

03/20  6258円 (+70円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:5,838円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:55現在の金相場は1トロイオンス1296.35ドル、パラジウムは1406.70ドル、為替は1$111円48銭前後の値動きで推移しております。

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