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2019年10月17日国内金相場は高値圏に再浮上したほか、パラジウムは8連騰し史上最高値を更新中↑

【金相場】16日のNY金相場は、リスクオン姿勢の一服や、冴えない米国経済指標を背景に買い戻され反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1494.00ドル(+10.50ドル)と、買い優勢で取引きを終了。米下院は15日、香港の自治と人権の擁護を目的とする法案を可決し、香港のデモ行動を支持する方針を明らかにした。米政府が中国の人権問題に踏み込む姿勢を示したことを受け、先週の貿易協議で一定の歩み寄りが実現した米中関係が再び冷え込むのではないかとの懸念が浮上。また、英国の欧州連合(EU)離脱期限が月末に迫る中、依然として交渉の成否が見通せない状況が続いていることも金商品の買い手掛かりとなった。 さらに、米商務省が16日朝に発表した9月の小売売上高が市場予想を下回る低調な結果となると、相場は上げ幅を拡大。一時1495.50ドルの高値を付け、その後も高値圏で推移し引けた。

国内の金相場は、NY相場の上昇を映して反発。小売ベースでは1gあたり5,757円(+24円)と、10日に付けた過去最高値(5,674円)水準に再浮上しました。

《10日間の金相場価格推移(小売)》

10/07  5757円 (+24円)

10/16  5733円 (-12円)

10/15  5745円 (+14円)

10/11  5731円 (-30円)

10/10  5761円 (+29円)

10/09  5732円 (+39円)

10/08  5693円 (-39円)

10/07  5732円 (-7円)

10/04  5739円 (+13円)

10/03  5726円 (+42円)

10日間の金相場平均価格:5,735円/g


【パラジウム相場】16日のNYパラジウム相場は、ドル高一服やテクニカルな買いが入り急騰。中心限月の12月限は1トロイオンス1735.00ドル(+38.40ドル)と、中心終値では初の1700ドルを突破し、史上最高値を記録して取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優勢となった前日までの流れを引き継ぎ時間外取引きより買いが先行した。また、年末に向けて供給逼迫が意識された事や、冴えない米国経済指標を受けたドル高の一服、テクニカル要因から買いが膨らみ、大台の1700ドル突破後も上げ幅を拡大。歴代最高値を更新するなど価格水準を切り上げて取引きを終えた。

国内のパラジウムは、急騰したNY相場を映して一段高へ。小売では1gあたり6,935円(+143円)と、8日続伸。初の6,700円台に乗せ、連日で史上最高値を記録する展開となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

10/17  6935円 (+143円

10/16  6792円 (+115円)

10/15  6677円 (+83円)

10/11  6594円 (+110円)

10/10  6484円 (+16円)

10/09  6468円 (+33円)

10/08  6435円 (+33円)

10/07  6402円 (+17円)

10/04  6385円 (-138円)

10/03  6358円 (+88円)

10日間のパラジウム相場平均価格:6,570円/g


15:50現在の金相場は1トロイオンス1495.80ドル、パラジウムは1746.30ドル、為替は1$108円78銭前後の値動きで推移しております。

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