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2020年01月28日国内金相場は続伸し直近高値水準まで再浮上した一方、パラジウムは調整地合いとなり3日続落↓

【金相場】週明け27日のNY金相場は、新型肺炎の拡大懸念から投資家のリスク回避姿勢が強まり3営業日続伸。中心限月の2月限は1トロイオンス1577.40ドル(+5.50ドル)と、中心終値では7日に付けた直近高値(1574.30ドル)を上抜き、2013年4月9日相場以来およそ7年ぶりの高値で取引きを終了。中国発の新型コロナウイルスによる肺炎の中国内感染者は2800人超、死者は82人となった。感染が世界的に拡大すれば、経済への悪影響は避けられないとの懸念が広がり、米株相場は寄り付きから下落。半面、安全資産とされる金に資金が流入する形となり上げ幅を拡大。相場は7日に付けた高値を抜いて、約7年ぶり(2013年4月9日以来)の高値となった。ただ、外国為替市場ではドルが対ユーロで上伸した事から、金の割高感につながり上値を抑える要因となったほか、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策発表を29日に控えて、様子見ムードも幾分広がった。

国内の金相場は、リスクオフの流れからNY相場が上伸した事を映しプラス圏で推移。買取ベースでは1gあたり6,032円(+11円)と、前日同様に記録的高値となった8日相場以来およそ3週間ぶりの高値となりました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

01/28  6032円 (+11円)

01/27  6021円 (+39円)

01/24  5982円 (-19円)

01/23  6001円 (+14円)

01/22  5987円 (-33円)

01/21  6020円 (+14円)

01/20  6006円 (+19円)

01/17  5987円 (-8円)

01/16  5995円 (+35円)

01/15  5960円 (+14円)

10日間の金相場平均価格:5,999円/g


【パラジウム相場】週明け27日のNYパラジウム相場は、リスク回避姿勢の高まりから株安に連れたほか、ドル高や持高調整が出た事で3営業日続落。中心限月の3月限は1トロイオンス2173.60ドル(-142.70ドル)と、売り優勢で取引きを終了。中国政府は肺炎の拡大を受けて春節(旧正月)連休の延長を決め、上海市やハイテク産業の集まる蘇州市は企業に休業の延長を通知した。世界経済鈍化への懸念が強まるなか、米国株や欧州株価が全面安となるなど投資家心理も悪化しており、パラジウムも連れ安になったほか、このところの急騰に対する利確目的の売りや、ドル高にも圧迫され調整地合いの展開となった。

国内のパラジウムは、調整地合いとなったNY相場を映し3日続落。買取では1gあたり8,767円(-292円)と、マイナス圏での値動きとなりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

01/28  8767円 (-292円)

01/27  9059円 (-396円)

01/24  9455円 (-335円)

01/23  9790円 (+434円)

01/22  9356円 (-462円)

01/21  9818円 (+127円)

01/20  9691円 (+742円)

01/17  8949円 (+171円)

01/16  8778円 (+357円)

01/15  8421円 (+215円)

10日間のパラジウム相場平均価格:9,208円/g


15:20現在の金相場は1トロイオンス1582.95ドル、パラジウムは2229.70ドル、為替は1$109円05銭前後の値動きで推移しております。

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