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2020年06月15日国内金相場は前営業日の下げを埋め反発↑一方、パラジウムはマイナス圏での値動きとなり4日続落↓

【金相場】週末12日のNY金相場は、ドル高による割高感や米国株の戻りを意識した売りに押され小幅安に。中心限月の8月限は1トロイオンス1737.30ドル(-2.50ドル)と、ほぼ横ばいながら小幅続落して取引きを終了。なお、週間ベースではリスク回避姿勢の高まりを背景に買われ、+54.30ドル(+3.12%)となった。米ミシガン大学がこの日朝方発表した6月の消費者景況感指数は78.9と、前月の72.3から上昇。また、市場予想の75.0も上回るなど堅調な内容となった。これを受け、外国為替市場ではドル買いが進み割高感が意識されたほか、逃避目的からこのところ買いを集めていた金商品は、一旦利確売りが出て軟調となった。また、米国株が前日の急落から切り返した事も相場の重しとなった。ただ、米国では新型コロナの感染第2波への懸念が高まっている事や、連邦準備制度理事会(FRB)は今週開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、事実上のゼロ金利と量的緩和の維持を決定しており、それらの要因が金相場を支え、下値は限定的となった。

国内の金相場は、週末のNY市場では小幅安に振れるも、時間外取引での買い戻しを受け上昇。買取ベースでは1gあたり6,532円(+43円)と、前営業日の下げを埋め、プラス圏に反転しました。

《10日間の金相場価格推移(買取)》

06/15  6532円 (+43円)

06/12  6489円 (-47円)

06/11  6536円 (+29円)

06/10  6507円 (+34円)

06/09  6473円 (-24円)

06/08  6497円 (-83円)

06/05  6580円 (+74円)

06/04  6506円 (-76円)

06/03  6582円 (+9円)

06/02  6573円 (+11円)

10日間の金相場平均価格:6,528円/g


【パラジウム相場】週末12日のNYパラジウム相場は、安値拾いや、堅調な米国経済指標、株高を背景に買いが旺盛となり4営業日ぶりに上昇。中心限月の9月限は1トロイオンス1938.50ドル(+28.40ドル)と、買い優勢で取引きを終了。調整地合いとなった前日までの安値反動から、この日のパラジウムは時間外取引より買いが先行し上昇した。また、発表された米国経済指標(6月消費者景況感指数)が、前月比・事前予想を共に上回り良好な内容となった事から投資家心理が改善。株式相場が堅調に推移した事も追い風となり、パラジウムも一時1970ドル水準まで値を伸ばすなど上げ幅を拡大した。途中、ドル高進行による割高感が意識される場面もあったが、週末を控えた持ち高調整買いや、従来から続いている供給不足が警戒され、そのまま高値圏で取引きを終えた。

国内のパラジウム相場は、週末のNY市場では買い戻しの流れが強まり反発するも、為替要因や時間外取引での下げを受けマイナス圏へ。買取では1gあたり7,233円(-55円)と、値を下げ4営業日続落となりました。

《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

06/15  7233円 (-55円)

06/12  7288円 (-16円)

06/11  7304円 (-154円)

06/10  7458円 (-171円)

06/09  7629円 (+105円)

06/08  7524円 (+93円)

06/05  7431円 (±0円)

06/04  7431円 (-66円)

06/03  7497円 (+94円)

06/02  7403円 (+22円)

10日間のパラジウム相場平均価格:7,420円/g


10:35現在の金相場は1トロイオンス1736.60ドル、パラジウムは1929.80ドル、為替は1$107円29銭前後の値動きで推移しております。

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