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【金相場】週末9日のNY金相場は、米追加景気対策を巡る協議が合意に近づきつつあるとの見方から、ドルが全面安に振れる中、金は上げ幅を拡大。中心限月の12月限は1トロイオンス1926.20ドル(+31.10ドル)と、9月18日相場以来およそ3週間ぶりの高値で取引きを終了。米大統領選で民主党のバイデン候補が勝利すれば大規模な財政出動が打ち出されるとの思惑から、外国為替市場ではドルが全面的に売られ、割安感から金は買いが強まり急伸。また、スペイン首都マドリッドで新型コロナウィルスの感染拡大を受け、非常事態宣言が出されるなど、金のリスクヘッジとしての側面が再認識され、この日はここ6週間で最大の上げ幅となった。市場関係者の間では、金相場はテクニカル的にも勢いがあり、8月につけた史上最高値(8月6日相場:2069.40ドル)を間もなく更新する可能性もあるという。
国内の金相場は、週末のNY市場が大幅高となり約4週間ぶりの高値を更新するなど堅調となった事から上げ幅を拡大。買取ベースでは1gあたり7,142円(+83円)と、9月18日相場以来およそ4週間ぶりの高値を更新。同日ぶりに7,100円台に浮上するなど、一段高となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
10/12 7142円 (+83円)
10/09 7059円 (+33円)
10/08 7026円 (+50円)
10/07 6976円 (-129円)
10/06 7105円 (+56円)
10/05 7049円 (-6円)
10/02 7055円 (+63円)
10/01 6992円 (-45円)
09/30 7037円 (+50円)
09/29 6987円 (+81円)
10日間の金相場平均価格:7,043円/g
【パラジウム相場】週末9日のNYパラジウム相場は、テクニカル要因やドル安を背景に買い地合いが強まり急騰。中心限月の12月限は1トロイオンス2463.20ドル(+60.20ドル)と、大幅続伸し、中心終値では3月5日相場以来およそ7カ月ぶりの高値を更新して取引きを終了。前日に約3週間ぶりの高値を付けるなど、テクニカルが強気となっていたところに、米国追加景気対策を巡る協議が合意に近づきつつあるとの見方が台頭。経済協議への楽観が広がったほか、米大統領選で民主党のバイデン候補が勝利すれば大規模な財政出動が打ち出されるとの思惑から、外国為替市場ではドルが下落したことが手掛かりとなり、パラジウムは一気に買い地合いが強まり急伸。また、金も大きく上昇するなど一段高となった事や、中国や、欧米株価が軒並み堅調となるなど強材料が揃い直近高値を更新。終値では約7カ月ぶりの価格更新で引けた。
国内のパラジウム相場は、急騰した週末のNY相場を受け価格水準を切り上げる展開に。買取では1gあたり8,927円(+154円)と、直近高値(9月16日相場8,778円)を上抜いて、3月27日相場以来およそ7ヶ月ぶりの高値を更新しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
10/12 8927円 (+154円)
10/09 8773円 (+77円)
10/08 8696円 (+28円)
10/07 8668円 (-39円)
10/06 8707円 (+193円)
10/05 8514円 (-17円)
10/02 8531円 (+28円)
10/01 8503円 (-11円)
09/30 8514円 (+148円)
09/29 8366円 (+160円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,620円/g
11:30現在の金相場は1トロイオンス1938.60ドル、パラジウムは2465.30ドル、為替は1$105円57銭前後の値動きで推移しております。