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【金相場】連休明け8日のNY金相場は、欧米の株式相場が大幅に上昇した中、リスク回避目的で買われやすい金は相場を圧迫され軟調に推移。中心限月の12月限は1トロイオンス1121.00ドル(-0.40ドル)と、ほぼ横ばい圏ながら、小幅に値を下げ4営業日続落して取引きを終了。序盤の金相場は、前日までの売り地合いから買い戻され小高く推移した。一方、8日の上海総合指数が景気対策期待から反発して引けたことを好感して、欧州・米国の株式相場も大きく上昇。市場がリスクオフの姿勢をやや弱めた事から、安全資産とされる金買い需要が後退し、次第に売りが優勢に反転した。その後も、ドルや、株式相場の値動きを眺めて小動きな展開が続いたが、結局この日はほぼ横ばいながら売りが優って取引きを終えた。
国内の金相場は連休明けのNY市場では小安く推移したものの、為替が円安に振れた事を受けて上伸。小売ベースでは1gあたり4,735円(+37円)と、2日続伸し、最近の安値推移から切り返しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
09/09 4735円 (+37円)
09/08 4698円 (+23円)
09/07 4675円 (-64円) ※最安値
09/04 4739円 (-48円)
09/03 4787円 (-3円)
09/02 4790円 (-30円)
09/01 4820円 (+10円) ※最高値
08/31 4810円 (+30円)
08/28 4780円 (+41円)
08/27 4739円 (-31円)
直近10日間の金相場平均価格:4,757円/g
【パラジウム相場】連休明け8日のNYパラジウム相場は、中国をはじめ米欧の株高を好感され3営業日ぶりに反発。中心限月の12月限は1トロイオンス586.55ドル(+9.40ドル)と、月初来高値を付け、先月末31日相場ぶりの高値で取引きを終了した。この日のパラジウムは、軟調に推移していた前日までの安値反動から買い戻され序盤より堅調に推移。また、中国当局によるてこ入れ策から、この日の上海株式相場は大きく反発し、続く米欧市場でも株価が上昇した事を好感し、パラジウムも上げ幅を拡大した。このほか、南アフリカ共和国にあるアングロ・アメリカン・プラチナの鉱山で地元住民らの抗議活動が起きたことが警戒され、プラチナ同様に相場の支援材料となった。その後は、金相場の下げが相場を重くしたほか、ドルの値動きを眺めて上げ幅を縮小するも、結局この日はほぼ1週間ぶりの高値を付けて取引きを終えた。
国内のパラジウムは、買いが優勢となった連休明けのNY市場や、円安要因から上昇し2日続伸。小売では1gあたり2,597円(+59円)と、上げ幅を拡大し(2日間の上げ幅+102円/+4.0%)月初の1日相場ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
09/09 2597円 (+59円)
09/08 2538円 (+43円)
09/07 2495円 (-21円)
09/04 2516円 (-43円)
09/03 2559円 (+43円)
09/02 2516円 (-92円)
09/01 2608円 (+48円) ※最高値
08/31 2560円 (+12円)
08/28 2548円 (+199円)
08/27 2349円 (+11円) ※最安値
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,529円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:10現在の金相場は1トロイオンス1125.40ドル、パラジウムは595.55ドル、為替は1$120円40銭前後の値動きで推移しております。