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【金相場】週末27日のNY金相場は、引き続きドル高に相場を圧迫されたほか、FRBイエレン議長の発言を受けて相場を圧迫。中心限月の8月限は1トロイオンス1216.70ドル(-6.00ドル)と、直近では最長の8営業日続落となり、中心終値では2月22日相場以来およそ3カ月ぶりの安値に戻して取引きを終了。この日も引き続き外為市場ではドル買い・ユーロ売りの流れが継続し、ドル建てで取引される金商品は割高感から売りが先行した。また、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が同日午後に開かれたハーバード大教授との対談で、経済成長次第では「数カ月以内の利上げが適切」と発言したことから、ドルが対ユーロで一段と上昇。これを受けて、金はさらに相場を圧迫され下げ幅を拡大した。ただ、売り一巡後はメモリアルデーを含む連休を控えた持ち高調整や、安値拾いによる買い戻しも入り、下げ幅は限定的となった。
国内の金相場は、週末のNY市場が引き続き売り優勢の展開となった事を映して軟調地合いが継続。小売ベースでは1gあたり4,694円(-15円)と、直近では最長の8日続落。ここ最近の安値を下抜いて、1月29日相場ぶりの安値に値戻すなど現在調整地合いとなっております。
《本日までの5月の金相場価格推移(小売)》
05/30 4694円 (-15円)
05/27 4709円 (-17円)
05/26 4726円 (-14円)
05/25 4740円 (-51円)
05/24 4791円 (-35円)
05/23 4826円 (-19円)
05/20 4845円 (-13円)
05/19 4858円 (-21円)
05/18 4879円 (+5円)
05/17 4874円 (+14円)
05/16 4860円 (+16円)
05/13 4844円 (-1円)
05/12 4845円 (±0円)
05/11 4845円 (+52円)
05/10 4793円 (-48円)
05/09 4841円 (+39円)
05/06 4802円 (-9円)
05/02 4811円 (-50円)
5月現在の金相場平均価格:4,810円/g
【パラジウム相場】週末27日のNYパラジウム相場は、ドル高による割高感や、連休を控えた持ち高調整売りに押され反落。中心限月の9月限は1トロイオンス539.00ドル(-4.65ドル)と、マイナスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、大幅高となった前日相場の流れを引き継ぎ、序盤は買いが先行した。一方、一定の買いが入った後は、外為市場ではドル買いが進行した事で、割高感に押されたパラジウムは売り買いが交錯する展開となった。その後、米国の早期利上げ観測の影響から金が軟調となったことや、原油高の一服、ドル高の加速が重しとなったほか、メモリアルデーを含む連休を控えた持ち高調整売りに押され、相場は次第に売り優勢の展開に反転した。
国内のパラジウムは、売りに反転した週末のNY相場を映して反落。小売では1gあたり2,160円(-10円)と、マイナスに転じました。
《本日までの5月のパラジウム相場価格推移(小売)》
05/30 2160円 (-10円)
05/27 2170円 (+43円)
05/26 2127円 (±0円)
05/25 2127円 (-49円)
05/24 2176円 (-48円)
05/23 2224円 (±0円)
05/20 2224円 (-65円)
05/19 2289円 (-16円)
05/18 2305円 (-27円)
05/17 2332円 (+5円)
05/16 2237円 (-円)
05/13 2338円 (-38円)
05/12 2376円 (+38円)
05/11 2338円 (+65円)
05/10 2273円 (-70円)
05/09 2343円 (+27円)
05/06 2316円 (-76円)
05/02 2392円 (-54円)
5月現在のパラジウム相場平均価格:2269円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1204.10ドル、パラジウムは535.75ドル、為替は1$111円03銭前後の値動きで推移しております。