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【金相場】週明け6日のNY金相場は、先週末に引き続き米国の6月追加利上げ観測後退による買いが継続し続伸。中心限月の8月限は1トロイオンス1247.40ドル(+4.50ドル)と、2営業日続伸し、前営業日相場同様に中心終値では先月23日相場以来およそ2週間ぶりの高値を継続して取引きを終了。先週末3日に発表された5月の米雇用統計が大幅な鈍化となった事に反応し急騰していた金相場は、この日も買いの流れが継続し序盤より堅調に推移。一方、原油相場の急反発を好感し米国株が上昇スタートした事や、利益確定売りに一時押される場面もあったが、6月追加利上げ観測後退による買いも根強く、底堅い展開となった。その後、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が午後に行った講演での発言を受けて、相場は一時上下に大きく振れたが、その後は1247ドル近辺の水準で落ち着いた。イエレン議長は追加利上げに対して慎重な姿勢を示したが、追加利上げの具体的なタイミングなどに関しては言及を避けた。
国内の金相場は、週明けのNY相場が引き続きプラス圏で引けたことを映して上伸。小売ベースでは1gあたり4,689円(+8円)と、小幅ながら値を伸ばし、月初1日ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
06/07 4689円 (+8円)
06/06 4681円 (+48円)
06/03 4633円 (-26円)
06/02 4659円 (-67円)
06/01 4726円 (+12円)
05/31 4714円 (+20円)
05/30 4694円 (-15円)
05/27 4709円 (-17円)
05/26 4726円 (-14円)
05/25 4740円 (-51円)
直近10日間の金相場平均価格:4,697円/g
【パラジウム相場】週明け6日のNYパラジウム相場は、引き続き堅調となった他貴金属同様に買い優勢地合いが継続。中心限月の9月限は1トロイオンス557.00ドル(+7.65ドル)と、2営業日続伸し、中心終値では先月20日相場以来およそ2週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、米国の早期追加利上げの後退を背景に急反発した先週末相場の流れを引き継いで、序盤より買いが先行した。また、ドル安の流れや、堅調に推移しているプラチナの値動き、原油高を受けた米国株高が意識されパラジウムも上昇。一時560ドル圏内まで値を伸ばす場面もあった。その後、ドル安の一服や、利益確定の売りにやや押される場面もあったが、引き続き早期利上げ観測の後退や、他貴金属の上昇、原油高・株高が意識され、そのまま高値圏を維持して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、週明けのNY相場が引き続き買い優勢となった事を映して堅調に推移。小売では1gあたり2,181円(+27円)と、2営業日続伸し、金同様に月初1日相場来(およそ1週間ぶり)の高値に値戻しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
06/07 2181円 (+27円)
06/06 2154円 (+38円)
06/03 2116円 (-54円)
06/02 2170円 (-38円)
06/01 2208円 (+16円)
05/31 2192円 (+32円)
05/30 2160円 (-10円)
05/27 2170円 (+43円)
05/26 2127円 (±0円)
05/25 2127円 (-49円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,161円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:50現在の金相場は1トロイオンス1245.65ドル、パラジウムは557.90ドル、為替は1$107円54銭前後の値動きで推移しております。