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【金相場】週末2日のNY金相場は、外国為替市場でドル高・ユーロ安が一服したことに伴う割安感から買われ、4営業日ぶりに反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1177.80ドル(+8.40ドル)と、買い優勢で取引きを終了。この日の金相場は、朝方発表された11月の米雇用統計が概ね堅調な内容となったほか、失業率も9年3カ月ぶりの低水準となったことを受けて、安全資産とされる金は売りが優り、一時マイナス圏に沈んだ。ただ、相場が依然約10カ月ぶりの安値水準付近で推移しているため、この日は安値拾いの買いが入ったほか、外国為替市場でドル高・ユーロ安が一服し、ドル建てで取引される金商品に割安感が生じたことも材料視され、この日はプラス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、週末のNY相場が4営業日ぶりに上昇した事を映して反発。小売ベースでは1gあたり4,694円(+9円)と、プラス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
12/05 4694円 (+9円)
12/02 4685円 (-16円)
12/01 4701円 (+28円)
11/30 4673円 (-9円)
11/29 4682円 (-13円)
11/28 4695円 (-18円)
11/25 4713円 (+25円)
11/24 4688円 (-26円)
11/22 4714円 (+18円)
11/21 4696円 (+14円)
直近10日間の金相場平均価格:4,694円/g
【パラジウム相場】週末2日のNYパラジウム相場は、このところの急騰に対する利益確定売りが出た事から売りが優り続落。中心限月の3月限は1トロイオンス745.50ドル(-6.20ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日のパラジウムは、利益確定売りに押された前日相場の流れを引き継ぎ、序盤より軟調となった。また、連日で一代高値を更新するなど、このところ急速に上げ幅を拡大していた買い過剰感も意識されたほか、米国株の軟調さも重しとなり下げ幅を拡大した。ただ、売り一巡後は、ドル安による割安感や原油相場の上昇から買い戻しに反転。終盤にかけてやや下げ幅を縮める展開となった。
国内のパラジウムは、このところの買い過剰感から引き続きNY相場が利益確定売りに押されたことを映して、軟調に推移。小売では1gあたり2,997円(-64円)と、マイナス圏で推移し続落となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
12/05 2997円 (-64円)
12/02 3061円 (-87円)
12/01 3148円 (+81円)
11/30 3067円 (+27円)
11/29 3040円 (+33円)
11/28 3007円 (+16円)
11/25 2991円 (+38円)
11/24 2953円 (+64円)
11/22 2889円 (+11円)
11/21 2878円 (+22円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,003円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。17:10現在の金相場は1トロイオンス1173.55ドル、パラジウムは740.95ドル、為替は1$114円01銭前後の値動きで推移しております。