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2017年01月10日国内貴金属は軒並み堅調に推移↑金は4ヵ月ぶり、パラジウムはおよそ1年7ヶ月ぶりの高値を更新。

【金相場】週明け9日のNY金相場は、ドル安・ユーロ高などを手掛かりに買い戻しが入り反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1184.90ドル(+11.50ドル)と、中心終値では昨年11月29日相場以来およそ6週間ぶりの高値で取引きを終了。堅調な米雇用統計をきっかけとしたドル高を受けて前週末相場は売りが出たが、この日はドル買いが一服した事から序盤より堅調に推移。また、英国の欧州連合(EU)離脱手続きが本格化するとみられ先行き不透明感から欧州株式相場が総じて下げたほか、米株式市場ではダウ工業株30種平均が軟調に推移するなどリスク選好地合いが後退。投資家が運用リスクを避けて、逃避資金の受け皿とされる金を買う動きもみられ、この日は買い優勢で取引きを終えた。

連休明けの国内金相場は、前週末・週明けの海外相場を映して上昇。小売ベースでは1gあたり4,795円(+25円)と、反発し一段高へ。ここ最近の高値を抜いて、昨年9月9日相場以来およそ4ヶ月ぶりの高値となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(小売)》

01/10   4795円 (+25円)

01/06   4770円 (-4円)

01/05   4774円 (+121円)

12/27   4653円 (-10円)

12/26   4663円 (+2円)

12/22   4661円 (-14円)

12/21   4675円 (+3円)

12/20   4672円 (-15円)

12/19   4687円 (+19円)

12/16   4668円 (-24円)

直近10日間の金相場平均価格:4,702円/g



【パラジウム相場】週明け9日のNYパラジウム相場は、大幅高となった前週末相場の反動売りや、欧米株価の軟調さが意識され反落。中心限月の3月限は1トロイオンス757.15ドル(-1.20ドル)と、小幅ながら値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは、前週末におよそ1ヶ月ぶりの高値を付けるなど急騰した流れを引き継ぎ、序盤は買いが先行した。また、外為市場ではドル買いが一服した事による割安感も生じ一時770ドル圏内まで上げ幅を拡大する場面もあった。ただ、その後は一部で利益確定売りが出たほか、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる政治的不透明感から欧州株式相場が総じて下げたほか、米国株も軟調に推移するなどリスク選好地合いが後退。原油相場の下げも重しとなり、引けにかけて前日終値近辺まで値を戻す展開となった。このところ上げ幅を急速に拡大したパラジウムは、前週4日間では+75.10ドルと、率ではおよそ10%の上昇。一代高値を付けた昨年11月30日相場(中心終値では2015年6月2日相場以来およそ1年6ヵ月ぶり)以来の高値圏まで浮上した。

連休明けの国内パラジウムは、前週末にNY市場が急騰した事から、国内でも上げ幅を拡大し一段高へ。小売では1gあたり3,159円(+87円)と、大きく値を上げ、直近高値を記録した昨年12月1日相場を抜いて、2015年6月19日相場以来およそ1年7ヶ月ぶりの高値更新となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》

01/10   3159円 (+87円)

01/06   3072円 (-43円)

01/05   3115円 (+324円)

12/27   2791円 (±0円)

12/26   2791円 (+10円)

12/22   2781円 (-27円)

12/21   2808円 (-37円)

12/20   2845円 (-76円)

12/19   2921円 (-32円)

12/16   2953円 (-81円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,924円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:15現在の金相場は1トロイオンス1189.15ドル、パラジウムは763.30ドル、為替は1$115円66銭前後の値動きで推移しております。

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