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【金相場】週明け27日のNY金相場は、ドル安進行に伴う割安感や、リスク選好意欲の後退を背景に買われ反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1294.40ドル(+7.10ドル)と、プラス圏に転じて取引きを終了。この日は外国為替市場で、ドルが主要通貨に対して売られ、ドル建てで取引される金の割安感が意識されたほか、前週公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を受け、米連邦準備理事会(FRB)が先行きの利上げに慎重になるとの観測が引き続き金相場の支えになり買いが先行した。また、27日のNYダウは続伸したが上げ幅を縮小しており、リスク選好的な取引がやや抑制されていることも金相場の支援材料となり、一時1299.0ドルと10月16日以来約1カ月半ぶりの高値まで上昇した。ただ、翌28日には次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長に指名されたパウエル氏による議会証言を控えているほか、トランプ米大統領が税制改革法案の議会通過に向けて上院共和党議員らと協議する見通しであるため、議会証言や協議の行方を見極めたいとの思惑も広がり、上げ一服となった。
国内の金相場は、買いが優勢となったNY市場を映して上昇。小売ベースでは1gあたり5,050円(+9円)と、小幅ながら値を伸ばし続伸しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
11/28 5050円 (+9円)
11/27 5041円 (+1円)
11/24 5040円 (-7円)
11/22 5047円 (-4円)
11/21 5051円 (-29円)
11/20 5080円 (+17円)
11/17 5063円 (+2円)
11/16 5061円 (-25円)
11/15 5086円 (±0円)
11/14 5086円 (+10円)
直近10日間の金相場平均価格:5,061円/g
【パラジウム相場】週明け27日のNYパラジウム相場は、ドル安による支援材料や、安値拾い、堅調となった他貴金属の値動きを眺めて買いが入り上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1001.05ドル(+7.35ドル)と反発し、再度1000ドル台に戻して取引きを終了。この日は、売りが出た前週末相場の流れを引き継いだほか、アジア株の下落などを背景にリスク回避の動きが出たことを受けて序盤は小安く推移した。ただその後は、外国為替市場でドル売りが進んだことから割安感が意識され、相場は次第に買い戻しに反転。金やプラチナなど他貴金属が堅調となった事や、安値拾いの買いが入り、再度1000ドル台に戻す展開となった。
国内のパラジウムは、堅調に推移したNY相場高を映してプラス圏で推移。小売では1gあたり3,969円(+17円)と、3営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
11/28 3969円 (+17円)
11/27 3952円 (-38円)
11/24 3990円 (-6円)
11/22 3996円 (+38円)
11/21 3958円 (±0円)
11/20 3958円 (-16円)
11/17 3974円 (+5円)
11/16 3969円 (-32円)
11/15 4001円 (-5円)
11/14 4006円 (-27円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,977円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金相場は1トロイオンス1295.35ドル、パラジウムは1003.05ドル、為替は1$111円32銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金5,050円(+9円)、パラジウム3,969円(+17円)、銀68.90円(-0.11円)、プラチナ3,773円(+20円)と、金は週明けのNY相場がドル安要因から買い戻された事を映して、国内でもプラス圏で推移し続伸。また、白金族のパラジウム・プラチナもそれぞれ値を上げ、パラジウムは3営業日ぶりに反発し、プラチナは続伸。一方、銀は4連日同額を値下げ、5営業日続落となりました。
【27日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1294.40ドル(+7.10ドル)
銀:1702.00セント(+2.80セント)
パラジウム:1001.05ドル(+7.35ドル)
プラチナ:ドル950.80ドル(+5.50ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1295.05ドル、パラジウムは992.70ドル、為替は1$111円28銭前後の値動きで推移しております。
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