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本日の地金は小売ベースで金8,393円(+30円)、パラジウム10,131円(+281円)、銀110.33円(±0円)、プラチナ4,374円(+4円)と、国内貴金属は堅調なNY相場を映し軒並み反発。金は値頃感から買い優勢に転じたNY相場を映し、国内でもプラス圏に反転し4営業日ぶりに上昇。また、白金族のパラジウム・プラチナも共に値を上げ、それぞれ4営業日ぶりに反発しました。
【30日】NY貴金属相場(中心月終値)
金:1939.00ドル(+26.80ドル)
銀:2511.30セント(+37.70セント)
パラジウム:2243.10ドル(+130.40ドル)
プラチナ:91001.20ドル(+28.20ドル)
15:35現在の金相場は1トロイオンス1931.50ドル、パラジウム2214.85ドル、為替は1$121円77銭前後の値動きで推移しております。
【金相場】29日のNY金相場は、ロシアとウクライナの停戦交渉の進展期待から売りが膨らみ3営業日続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1912.20ドル(27.60ドル)と、マイナスサイドで取引きを終了。この日は、ウクライナ軍事侵攻をめぐる停戦交渉がトルコ最大の都市イスタンブールで再開された。協議後には、ロシアのフォミン国防次官がウクライナ北部の首都キエフなどでの軍事作戦を大幅に縮小すると決めたとロシア通信などが報道。ロシア側交渉代表団の高官はこの決定は停戦を意味しないとしたものの、協議の進展に楽観的な見方が台頭し、投資家のリスク警戒感が後退する中、安全資産とされる金は売り優勢となり相場を圧迫された。その後、ドル安・ユーロ高に伴う割安感などから買い戻しが入るも戻りは限定的だった。ただ、ロシア軍は29日にチェルニヒウを攻撃したと伝わるなど、停戦交渉はまとまらない可能性もあり、引き続きリスクヘッジとして下支えられる場面もあった。
国内の金相場は、利確売りに押されたNY相場を映して3日続落。買取ベースでは1gあたり8,259円(-76円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/30 8,259円 (-76円)
03/29 8,335円 (-61円)
03/28 8,396円 (-1円)
03/25 8,397円 (+127円)
03/24 8,270円 (+110円)
03/23 8,160円 (+37円)
03/22 8,123円 (+36円)
03/18 8,087円 (+47円)
03/17 8,043円 (+55円)
03/16 7,988円 (-90円)
10日間の金相場平均価格:8,206円/g
【パラジウム相場】29日のNYパラジウム相場は、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り停戦協議の前進で過度な供給逼迫への警戒感が緩和され売り優勢の展開に。中心限月の6月限は1トロイオンス2112.70ドル(-129.70ドル)と、3営業日続落して取引きを終了。ロシア国防省は29日、ウクライナの首都キエフや北部チェルニヒウの軍事活動を縮小すると発表。停戦協議の前進で欧米の対ロ経済制裁が緩むとの観測が浮上し、過度な需給逼迫が和らぐとの見方から、原油相場同様にパラジウムも利確売りが優勢となり序盤より軟調となった。一方で、米国は停戦協議に懐疑的な姿勢を示しているほか、先行き不透明感や、最近の調整による値頃感が意識され、引け後には買い戻しが入り一時2190ドル近辺まで上昇した。
国内のパラジウム相場は、利確売りに押されたNY相場を映し3日続落。買取では1gあたり9,598円(-456円)と、マイナス圏での値動きとなりました。中長期的な需給逼迫への警戒感から現在パラジウムは急騰中。年初来から本日までにgあたり+1,744円(+18.1%)と、価格水準を切り上げて推移中。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/30 9,598円 (-456円)
03/29 10,054円 (-358円)
03/28 10,412円 (-605円
03/25 11,017円 (+39円)
03/24 10,978円 (+27円)
03/23 10,951円 (-137円)
03/22 11,088円 (+148円)
03/18 10,940円 (+726円)
03/17 10,214円 (-77円)
03/16 10,291円 (+165円)
10日間のパラジウム相場平均価格:10,554円/g
14:10現在の金相場は1トロイオンス1932.55ドル、パラジウムは2215.40ドル、為替は1$121円94銭前後の値動きで推移しております。
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