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【金相場】17日のNY金相場は、米株価が下落する中、強気筋の押し目買いなどが入り反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1870.20ドル(+16.10ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。時間外取引きのアジア市場序盤に1851.10ドルまで下げたが、押し目買いが入ったことで反転し欧州時間では1860ドル台に回復。その後、通常取引に入ると米国株安を受けて、投資家のリスク回避姿勢が強まり、安全資産である金を買う動きが旺盛となった。また、インフレが高止まりする中、インフレヘッジ手段としての金の需要増への期待が支えとなる中、前日の下落の後で先高感からの買いも入りやすかった。ただ、外国為替市場では対ユーロでドル高が進行したことで、ドル建て商品としての割高感が金相場の上値を抑える展開となった。
国内の金相場は、買い優勢に転じたNY相場を映し上げ幅を拡大。買取ベースでは1gあたり7,483円(+20円)と、直近では最長の10営業日続伸。連日で年初来高値を上抜いて、2020年8月11日相場(7560円)以来およそ1年3ヶ月ぶりの高値を更新しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
11/18 7,483円 (+20円)
11/17 7,463円 (+3円)
11/16 7,460円 (+4円)
11/15 7,456円 (+7円)
11/12 7,449円 (+49円)
11/11 7,400円 (+153円)
11/10 7,247円 (+6円)
11/09 7,241円 (+14円)
11/08 7,227円 (+78円)
11/05 7,149円 (+40円)
10日間の金相場平均価格:7,358円/g
【パラジウム相場】17日のNYパラジウム相場は、需要増加を背景とした買い地合いが継続し5営業日続伸。中心限月の12月限は2184.50ドル(+16.90ドル)と、直近高値を上抜いて、中心終値では9月8日相場以来およそ2ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウム相場は、時間外取引では前日までの連騰に対する利確売りが出た事で安寄りした。しかし、年末を控えて需要増加を見越した買いが入りやすくなっているほか、テクニカルな買いなども入って相場はプラス圏に浮上。一時2200ドル目前の2197ドルまで上伸する場面もあった。ただ、株式や原油が下げるなどリスク回避姿勢となった事で買い一巡後は上値を抑えられる展開となった。
国内のパラジウム相場は、堅調地合いが継続したNY相場を映し6営業日続伸。買取では1gあたり8,745円(+66円)と、8,700円台に乗せ、9月8日相場(9,185円)以来およそ2ヶ月ぶりの高値となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/17 8,679円 (+126円)
11/16 8,553円 (+83円)
11/15 8,470円 (+198円)
11/12 8,272円 (+93円)
11/11 8,179円 (+143円)
11/10 8,036円 (-181円)
11/09 8,217円 (+66円)
11/08 8,151円 (+126円)
11/05 8,025円 (-49円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,333円/g
11:10現在の金相場は1トロイオンス1874.15ドル、パラジウムは2210.55ドル、為替は1$113円97銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金7,586円(+20円)、パラジウム8,998円(+66円)、銀104.72円(+0.44円)、プラチナ4,358円(-49円)と、国内貴金属はプラチナを除いて買い優勢の展開に。金はNY相場が3営業日ぶりに反発し上昇した事を映し、国内でも堅調地合いを維持し直近では最長の10営業日続伸。連日で年初来高値を上抜いて、2020年8月11日相場以来およそ1年3ヶ月ぶりの高値を更新したほか、銀も値を上げプラス圏に反転。また、パラジウムは堅調なNY相場高を受け、国内でも6連騰と一段高に。直近高値を上抜いて、9月8日相場以来およそ2ヶ月ぶりの高値となった一方、プラチナはマイナス圏で推移し続落となりました。
【17日】NY貴金属相場(中心月終値)
金:1870.20ドル(+16.10ドル)
銀:2516.70セント(+22.30セント)
パラジウム:2184.50ドル(+16.90ドル)
プラチナ:1069.10ドル(-5.40ドル)
15:50現在の金相場は1トロイオンス1861.60ドル、パラジウム2175.85ドル、為替は1$114円85銭前後の値動きで推移しております。
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