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【金相場】10日のNY金相場は、売り買い交錯の末に小幅安で引け続落。中心限月の2月限は1トロイオンス1837.40ドル(-1.10ドル)と、横ばい圏ながら値を下げて取引きを終了。この日、米労働省が発表した週間の新規失業保険申請件数は、前週比13万7000件増の85万3000件と2週間ぶりに悪化。米雇用情勢の先行きに懸念が広がったほか、欧州中央銀行(ECB)による追加緩和の決定を背景に金は買われ、相場は一時1854.20ドルまで上昇する場面があった。ただ、米経済対策協議の行き詰まりで投資家と産金業者から換金売りが出たほか、心理的節目である1850ドルに達した段階での利益確定の売りが台頭し、相場はまもなく上昇分を消化し売りに反転。結局、前日終値水準まで値を戻して取引きを終えた。
国内の金相場は、横ばい圏ながら小幅安に振れ続落。買取ベースでは1gあたり6,723円(-8円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
12/11 6,723円 (-8円)
12/10 6,731円 (-98円)
12/09 6,829円 (+20円)
12/08 6,809円 (+90円)
12/07 6,719円 (+13円)
12/04 6,706円 (+2円)
12/03 6,704円 (+71円)
12/02 6,633円 (+117円)
12/01 6,516円 (+4円)
11/30 6,512円 (+106円)
10日間の金相場平均価格:6,688円/g
【パラジウム相場】10日のNYパラジウム相場は、欧州中央銀行(ECB)による追加の金融緩和や、安値拾いが入り急反発。中心限月の3月限は1トロイオンス2335.50ドル(+44.90ドル)と、4営業日ぶりに大幅反発して取引きを終了。前日まで軟調地合いとなっていた事から、この日のパラジウムは序盤より安値拾いの買いが入り上昇した。また、欧州中央銀行(ECB)が新型コロナウイルス危機に対応すべく追加金融緩和を決定したほか、米食品医薬品局(FDA)、米ファイザー・独ビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンの緊急使用許可を承認するための審議を開催。カナダは9日に同ワクチンの緊急使用を承認済みで、新型コロナウイルスのワクチン普及に一段と楽観的な見方が広がった事も買い材料となり、相場は一時2383.50ドルまで急伸した。その後、米経済対策協議の行き詰まりから、投資家心理がやや後退し上値を重くするも、引き続き堅調地合いを維持し、結局40ドル超の上げ幅を維持して引けた。
欧州中央銀行(ECB)は、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を5000億ユーロ(約63兆2000億円)増額し、期間は9カ月延長して最短でも2022年3月末までとした。また、少なくともコロナ禍が終息するまでは低金利を維持する意向を示すなど、大規模な金融緩和政策を発表した。
国内のパラジウム相場は、大幅高となったNY相場を映し急反発。買取では1gあたり8,514円(+231円)と、前3日間の下げをほぼ埋めて、7日相場ぶりに8,500円台に浮上しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/11 8514円 (+231円)
12/10 8283円 (-143円)
12/09 8426円 (-28円)
12/08 8454円 (-110円)
12/07 8564円 (+84円)
12/04 8481円 (-281円)
12/03 8762円 (+22円)
12/02 8740円 (+66円)
12/01 8674円 (-104円)
11/30 8778円 (+110円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,568円/g
11:30現在の金相場は1トロイオンス1846.25ドル、パラジウムは2347.55ドル、為替は1$103円99銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金6,832円(-8円)、パラジウム8,767円(+231円)、銀90.86円(+0.11円)、プラチナ3,856円(+83円)と、国内貴金属は金を除いて堅調となり反発。金は小幅ながらマイナス圏で推移したNY相場を映し、国内でも値を下げ小幅続落した一方、銀はプラス圏に転じ反発。また、白金族のパラジウム・プラチナもそれぞれ値を上げ、パラジウムは前3日の下げをほぼ埋め戻し4営業日ぶりに急反発。8,700円台に再浮上したほか、プラチナも前日の下げを埋め、直近高値を更新した7日相場(3,794円)ぶりの高値に値戻す展開となりました。
【10日】NY貴金属相場(中心月終値)
金:1837.40ドル(-1.10ドル)
銀:2409.40セント(+10.40セント)
パラジウム:2335.50ドル(+44.90ドル)
プラチナ:1027.70ドル(+9.20ドル)
【金相場】9日のNY金相場は、新型コロナウイルスワクチンの早期普及への期待を背景にリスク回避の金需要が後退し、3営業日ぶりに反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1838.50ドル(-36.40ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。8日に英国がコロナワクチンの接種を開始し、カナダ保健当局も米製薬大手ファイザーと独ビオンテックが共同開発したコロナワクチンを承認したと発表。米食品医薬品局(FDA)は8日、同ワクチンについて有効性や安全性に問題がないとする資料を公表しており、週内にも緊急使用を許可する見通しとなるなど、先進国でワクチン早期実用化期待を後押しする報が相次いでいる事から、投資家のリスク選好意欲が活発化する中、安全資産としての金は相場を圧迫された。また、米追加経済対策の実現期待を追い風に、将来的なインフレを見込んだヘッジ買いが膨らみ、前2日間に2%近く上昇していた事もあって利確売りが出やすかったほか、ドル高に振れた事も意識され、この日はマイナス圏に沈下した。
国内の金相場は、上値追い一服となったNY相場を映しマイナス圏へ。買取ベースでは1gあたり6,731円(-98円)と、8営業日ぶりに値を下げ、約3週間ぶりの高値から後退となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
12/10 6,731円 (-98円)
12/09 6,829円 (+20円)
12/08 6,809円 (+90円)
12/07 6,719円 (+13円)
12/04 6,706円 (+2円)
12/03 6,704円 (+71円)
12/02 6,633円 (+117円)
12/01 6,516円 (+4円)
11/30 6,512円 (+106円)
11/27 6,618円 (-9円)
10日間の金相場平均価格:6,678円/g
【パラジウム相場】9日のNYパラジウム相場は、ドル高や軟調な他貴金属の値動きに連れて売り優勢の展開に。中心限月の3月限は1トロイオンス2290.60ドル(-37.30ドル)と、3日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、軟調となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤より売りが先行した。また、外国為替市場ではドルがユーロに対して上昇した事で割高感が意識されたほか、金など他貴金属も値を下げた事も材料となった。一方、コロナワクチン普及への期待が相場を下支えする場面もあったが、英国とEU間との通商交渉に対する懸念が残っている事や、米国株が午後にかけて下げ幅を広げた事も意識され、パラジウムも売り優勢で引けた。
国内のパラジウム相場は、軟調となったNY相場を映し3日続落。買取では1gあたり8,283円(-143円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
12/10 8283円 (-143円)
12/09 8426円 (-28円)
12/08 8454円 (-110円)
12/07 8564円 (+84円)
12/04 8481円 (-281円)
12/03 8762円 (+22円)
12/02 8740円 (+66円)
12/01 8674円 (-104円)
11/30 8778円 (+110円)
11/27 8668円 (+170円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,583円/g
12:45現在の金相場は1トロイオンス1846.90ドル、パラジウムは2283.10ドル、為替は1$104円45銭前後の値動きで推移しております。
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