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【金相場】18日のNY金相場は、10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控え全体的に様子見ムードが広がる中、小幅に値を上げ反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1068.70ドル(+0.10ドル)と、ほぼ横ばい圏ながら小反発して取り引きを終了。この日の金相場は、売りが優勢となった前日相場の安値反動や、朝方発表された米の10月住宅着工件数が7ヶ月ぶりの低水準に落ち込んだことをきっかけに、序盤より買い戻しが先行し小高く推移した。その後は、米国のリッチモンド、アトランタ、ニューヨークの連銀総裁が利上げに関して前向きな発言をしていることや、米の株高を眺めて徐々に上げ幅を縮小。また、取引終了後に公表される、米連邦公開市場委員会(FOMC)の10月分議事要旨への様子見の広がりから上値は重く、結局小幅高となった。中心12月限の値動きは、高値1074.60ドル、安値1062.00ドル、終値1068.70ドル。
その後、通常取引終了後に米連邦準備制度理事会(FRB)がFOMC議事要旨を発表。前回のFOMCでは多くの参加者が12月の利上げに前向きだったことが明らかになった。これを受けて、金相場は一時的に売り圧力が高まるも、一部のメンバーが12月までに利上げの条件が整わない認識を示すと共に、文言変更による12月の利上げ示唆が強すぎる懸念を示したほか、利上げ後のペースは緩やかになりそうだとして、再び買い戻しの動きも強まり売り買いが交錯した。
国内の金相場は小幅に値を上げたNY相場高を映して反発。小売ベースでは1gあたり4,654円(+18円)と、本日はプラス圏での推移となりました。
《11月現在の金相場価格推移(小売)》
11/19 4654円 (+18円)
11/18 4636円 (-55円) ※最安値
11/17 4691円 (+6円)
11/16 4685円 (+16円)
11/13 4669円 (-13円)
11/12 4682円 (-24円)
11/11 4706円 (-17円)
11/10 4723円 (+7円)
11/09 4766円 (-11円)
11/06 4727円 (-5円)
11/05 4732円 (-29円)
11/04 4761円 (-48円)
11/02 4810円 (-41円) ※最高値
11月現在の金相場平均価格:4712円/g
【パラジウム相場】18日のNYパラジウム相場は、ドル高に相場を圧迫されたほか、一段安となったプラチナの値動きを眺めた売りにつられ続落。中心限月の12月限は1トロイオンス532.05ドル(-14.45ドル)と、2営業日続落して取り引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優勢となった前日安値の反動から序盤は買い戻しの動きが先行し小高く推移した。また、発表された米の経済指標(10月住宅着工件数)が、予想に反して低調な内容となった事から、外為市場ではドル買いが一服した事も割安感に繋がり買いを促した。ただ、その後は売りに転じたプラチナの値動きや、原油相場の下落、ドルの買い戻しを受けた売り圧力に押され相場を圧迫。次第に売りが優勢に反転し、一時この日の安値527.50ドルまで下げ幅を拡大した。売り一巡後は、金やプラチナの切り返しを眺めた追随買いや、米の株高をはやして、やや買い戻される場面もあったが、まもなく発表される10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を控えた様子見から商いは薄くなり、そのままマイナス圏で取り引きを終えた。中心12月限の値動きは、高値551.35ドル、安値527.50ドル、終値532.05ドル。
国内のパラジウムは、軟調に推移した海外相場安を映して値を下げるも、時間外取引でやや買い戻された事から下げ幅を縮小し小幅安。小売では1gあたり2,440円(-6円)と、小幅に値を下げ2営業日続落となりました。
《11月現在のパラジウム相場価格推移(小売)》
11/19 2440円 (-6円)
11/18 2446円 (-32円)
11/17 2478円 (+38円)
11/16 2440円 (-71円) ※最安値
11/13 2511円 (-65円)
11/12 2575円 (-98円)
11/11 2673円 (-10円)
11/10 2683円 (-65円)
11/09 2748円 (+65円)
11/06 2683円 (-76円)
11/05 2759円 (-70円)
11/04 2829円 (-92円)
11/02 2921円 (-11円) ※最高値
11月現在のパラジウム相場平均価格:2630円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1078.05ドル、パラジウムは547.30ドル、為替は1$123円44銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金4,654円(+18円)、パラジウム2,440円(-6円)、銀64.04円(+0.22円)、プラチナ3,778円(+21円)と、国内貴金属は海外相場の値動きや、為替の値動きを映してパラジウムを除いて上昇。金は小幅ながら反発したNY市場を受けて、国内でもプラスに転じたほか、銀も小高く推移し4営業日ぶりに反発。プラチナも時間外取引で買い戻された海外相場高を映してプラスに転じた一方、パラジウムは小幅ながら値を下げ2日続落となりました。
【18日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1068.70ドル(+0.10ドル)
銀:1408.10セント(-9.00セント)
パラジウム:532.05ドル(-14.45ドル)
プラチナ:848.00ドル(-7.00ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1072.05ドル、パラジウムは548.40ドル、為替は1$123円29銭前後の値動きで推移しております。
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