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【18日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1194.80ドル(+0.30ドル)
銀:1593.40セント(+0.60セント)
パラジウム:792.15ドル(+12.90ドル)
プラチナ:1197.10ドル(-2.40ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1199.90ドル、パラジウムは787.25ドル、為替は1$118円49銭前後の値動きで推移しております。
【金相場】17日のNY金相場は小反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1194.50ドル(+0.20ドル)と、ほぼ横ばいの水準ながら6営業日ぶりにプラス圏で取引きを終了。この日の金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明の公表を前に小動きな展開で推移。序盤は前日まで5営業日続落していた反動から安値拾いの買いや、調整的な買いが相場を支え小高く推移。途中、外為市場でドル買いが進んだ事や、米株式相場の上昇から、相対的に金は相場を圧迫され上げ幅を縮小するも、そのままプラス圏を維持してこの日の取引きを終えた。
その後発表されたFOMC声明で、米連邦準備制度理事会(FRB)は事実上のゼロ金利を、従来の「相当の間」維持するから、「辛抱強くなれる」へと指針を変更。このため、いったんは来年の利上げに向けて前進したとの見方が優勢となり、金利を生まない資産である金は下押された。
米連邦準備理事会(FRB)は17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の終了後発表した声明に、事実上のゼロ金利政策の方向性を巡り、金融政策の正常化を始めるまで「忍耐強く待つ」との表現を初めて盛り込んだ。一方で、利上げまでの経過期間を「相当な期間」置くとする前回までの声明の一節も併存させ、利上げの判断を慎重に行う構えを強調した。FOMCメンバー内では会合を2回は開催した後になると考えられており、利上げ実施は2015年内と見込んでいる。
国内の金相場はほぼ横ばいながら値を上げた海外相場や、為替が円安に振れた事を映して反発。小売ベースでは1gあたり4,956円(+45円)と、4営業日ぶりにプラスに転じ最近の安値から持ち直しました。
【パラジウム相場】17日のNYパラジウム相場は続落。中心限月の3月限は1トロイオンス779.25ドル(-4.75ドル)と、5営業日続落して取引きを終了。この日は、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明の公表を前に小動きな展開で推移。序盤は売り買いまちまちの中、やや売りが優勢の展開で推移。途中、米の株式相場が上昇した事や、最近の安値反動からプラス圏に浮上する場面もあったが、外為市場でドル買いが進行した事から、ドル建てのパラジウムは割高感から相場を圧迫。また、ロシアの通貨ルーブル安を警戒した動きもあり、結局この日は他貴金属がプラス圏で引けた中、パラジウムは5連日安で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は為替要因から反発。小売では1gあたり3,321円(+27円)と、4営業日ぶりにプラスに転じました。
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1196.10ドル、パラジウムは781.25ドル、為替は1$118円50銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金4,956円(+45円)、パラジウム3,321円(+27円)、銀68.14円(+0.97円)、プラチナ5,022円(+53円)と、国内貴金属は前日の海外相場高や、為替がドル高に振れた事から総じて反発。金・銀・パラジウム・プラチナは共に4営業日ぶりにプラスに転じ、最近の安値から持ち直されました。
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