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【金相場】10日のNY金相場は小反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1229.40ドル(-2.60ドル)と全体的に薄商いの展開の中、前日の急騰した反動から利益確定売りが出た事や、持ち高調整などから売りが優勢となり、3営業日ぶりにマイナス圏に沈んだ。この日の金相場は、前日までに2日間上昇し、昨日はおよそ1ヶ月半ぶりの高値を付けた反動から、目先の利益を確定する動きが相場を圧迫。また、原油相場が弱基調で推移した事から、低インフレが続くとの見方も売り材料視された。ただ、外為市場ではドル安・ユーロ高が進行したことで、ドル建ての金相場に割安感が生じたほか、世界経済の先行き不透明感や、株式相場の下落から安全資産として金を買う動きもあり、下げ幅は限定的となった。
国内の金相場は為替がドル安・円高に振れた事から反落。小売ベースでは1gあたり5,054円(-70円)と、前日までの高値から一服。4営業日ぶりに値を下げ週間では初めてマイナスに転じました。
《12月現在の金相場の値動き(小売ベース)》
12/11 5054円 (-70円)
12/10 5124円 (+54円) ※最高値
12/09 5070円 (+17円)
12/08 5053円 (+16円)
12/05 5037円 (-17円)
12/04 5054円 (+74円)
12/03 4980円 (+3円)
12/02 4977円 (+186円)
12/01 4791円 (-115円) ※最安値
12月現在の金平均価格:5,016円/g
【パラジウム相場】10日のNYパラジウム相場は続伸。中心限月の3月限は1トロイオンス821.40ドル(+9.80ドル)と、2営業日値を伸ばし終値では9月18日相場以来およそ3ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。序盤のパラジウムは前日終値を挟んだ展開で推移。途中、米の株式相場や、原油相場が軟調に推移した事から下押される場面もあったが、外為市場でドルが軟化したほか、年末の需要増・供給減観測や、投機筋からの買いが相場を下支え、前日比では1.2%高、終値ではおよそ3ヶ月ぶり(9月18日相場来)の高値を付けてこの日の取引きを終えた。パラジウム3月限の値動きは、安値808.20ドル、高値822.50ドル、終値821.40ドル。
国内のパラジウム相場は前日の海外相場では続伸したものの、為替が円高に振れた事から反落。小売では1gあたり3,423円と、前日比27円安となりました。
《12月現在のパラジウム相場の値動き(小売ベース)》
12/11 3423円 (-27円)
12/10 3450円 (+10円)
12/09 3440円 (-48円)
12/08 3488円 (+76円) ※最高値
12/05 3412円 (±0円)
12/04 3412円 (-11円)
12/03 3423円 (+37円)
12/02 3386円 (±0円)
12/01 3386円 (-5円) ※最安値
12月現在のパラジウム平均価格:3,424円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1229.05ドル、パラジウムは818.90ドル、為替は1$118円17銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金5,054円(-70円)、パラジウム3,423円(-27円)、銀73円(-0.87円)、プラチナ5,139円(-81円)と、国内貴金属は為替がドル安・円高に振れた事を映して総じて軟調に推移。金は前日までの高値から一服。4営業日ぶりに値を下げ週間では初めてのマイナス圏へ。銀も8営業日ぶりに値を下げ、月初以来のマイナス。パラジウムは海外相場は値を上げたものの国内では為替要因から反落し、プラチナも本日は大きく値を下げました。
【10日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1229.40ドル(-2.60ドル)
銀:1718.70セント(+5.30セント)
パラジウム:821.40ドル(+9.80ドル)
プラチナ:1242.60ドル(-4.20ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1232.10ドル、パラジウムは815.45ドル、為替は1$119円13銭前後の値動きで推移しております。
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