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本日の地金は小売ベースで金7,790円(+29円)、パラジウム9,773円(-44円)、銀100.87円(+0.66円)、プラチナ4,444円(-70円)と、国内貴金属は売り買いまちまちの展開に。金は週末のNY相場では小幅安に転じたものの、時間外取引の戻りを映し国内ではプラス圏で推移し上げ幅を拡大。2020年8月7日に記録した歴代高値を上抜き、1年6ヶ月ぶりに史上最高値を更新しました。また、銀も3日続伸と堅調となり1月24日相場以来およそ3週間ぶりの高値を更新。一方、本日白金族のパラジウム・プラチナは共に3営業日ぶりに値を下げ、上値追い一服となりました。
【18日】NY貴金属相場(中心月終値)
金:1899.80ドル(-2.20ドル)
銀:2399.20セント(+11.70セント)
パラジウム:2337.90ドル(-21.20ドル)
プラチナ:1076.80ドル(-15.90ドル)
【金相場】17日のNY金相場は、ウクライナ情勢をめぐる警戒感が強まる中、リスク回避の金買いが膨らみ大幅続伸。中心限月の4月限は1トロイオンス1902.00ドル(+30.50ドル)と、心理的節目の1900ドルを突破し、中心終値では2021年6月2日相場以来およそ8ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。ウクライナ情勢をめぐり、ロシアは安全保障に関する米国への返答で、ウクライナ侵攻の意図を否定。一方で、米国務省によると、ロシア政府は在ロシア米大使館の首席公使を国外追放した。バイデン米大統領は17日、ホワイトハウスで記者団に対し、ロシアによるウクライナ侵攻の可能性が「非常に高い」とし、「数日以内にも起こり得る」との見方を示した。これを受け、投資家のリスク回避姿勢が安全資産としての金需要を促し、相場は心理的な節目である1900ドルを突破。また、前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月25、26日開催分)が、金融引き締め政策について想定よりもタカ派トーンを強める内容ではなかったことも、金の買いを支える要因となりこの日は一段高となった。
国内の金相場は、約8ヵ月ぶりの高値を記録するなど一段高となったNY相場を映し上げ幅を拡大。買取ベースでは1gあたり7,658円(+95円)と、直近高値を上抜き、2020年8月7日相場以来およそ約1年6ヵ月ぶりの高値更新となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/18 7,658円 (+95円)
02/17 7,563円 (+48円)
02/16 7,515円 (-62円)
02/15 7,577円 (+46円)
02/14 7,531円 (+99円)
02/10 7,432円 (+32円)
02/09 7,400円 (+31円)
02/08 7,369円 (+39円)
02/07 7,330円 (+34円)
02/04 7,296円 (+27円)
10日間の金相場平均価格:7,467円/g
【パラジウム相場】17日のNYパラジウム相場は、ウクライナ情勢への緊迫化を背景に供給不安への警戒感から買いが活発化し急伸。中心限月の3月限は1トロイオンス2359.10ドル(+87.50ドル)と、2月2日相場以来およそ2週間ぶりの高値で取引きを終了。バイデン米大統領は17日、ロシアによるウクライナ侵攻の可能性が「非常に高い」とし、「数日以内にも起こり得る」との見方を示した。ロシアはウクライナ侵攻の意図を否定しているが、市場では供給に混乱が生じ、需給逼迫への警戒感が意識される中、パラジウムの買いが活発化。金が一段高となった事も支援材料となり、この日は大幅高で取引きを終えた。
国内のパラジウム相場は、大幅続伸となったNY相場を映し上げ幅を拡大。買取では1gあたり9,565円(+275円)と、堅調地合いを維持し値を伸ばす展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/18 9,565円 (+275円)
02/17 9,290円 (+83円)
02/16 9,207円 (-363円)
02/15 9,570円 (-39円)
02/14 9,609円 (+314円)
02/10 9,295円 (+181円)
02/09 9,114円 (-82円)
02/08 9,196円 (-138円)
02/07 9,334円 (-77円)
02/04 9,411円 (-104円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,359円/g
12:10現在の金相場は1トロイオンス1898.60ドル、パラジウムは2357.10ドル、為替は1$115円20銭前後の値動きで推移しております。
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