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【11日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1258.00ドル(+14.20ドル)
銀:1597.60セント(+59.20セント)
パラジウム:545.50ドル(+6.85ドル)
プラチナ:990.80ドル(+22.40ドル)
18:05現在の金相場は1トロイオンス1249.85ドル、パラジウムは547.05ドル、為替は1$108円13銭前後の値動きで推移しております。
【金相場】週末8日のNY金相場は、ドル安による割安感や、早期利上げ観測の後退から買われ続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1243.80ドル(+6.30ドル)と、上げ幅を拡大し、中心終値では3月22日相場以来およそ2週間ぶりの高値で取引きを終了。なお、週間ベースでは3月初め以来と5週間ぶりの上昇率となった。序盤の金相場は、大きく上昇した前日相場の強基調を引き継ぐも、原油高や欧州株高を受けて逃避需要としての買いが一服したほか、外為市場ではドル高・ユーロ安に振れた事も割高感につながり売りが先行した。しかし、NY連銀ダドリー総裁がこの日の講演で、利上げに慎重な姿勢を示した事に市場が反応。直後に金は買い戻しが強まり上昇に転じた。また、低調な内容となった米の経済指標もあって、外為市場ではドル売り・ユーロ買いに振れた事も支援材料となり、金はプラス圏に浮上した。その後は、原油相場の急伸から、米国株価が堅調となった事や、週末を前に利益を確定する動きが出た事もあって、上値を抑えられる展開となった。中心6月限の値動きは、高値1244.60ドル、安値1231.00ドル、終値1243.80ドル。
国内の金相場は、週末のNY相場では買いが優るも、時間外取引での値動きや、円高の進行を受けて小反落。小売ベースでは1gあたり4,719円(-6円)と、前営業日の上昇分を戻し、小幅安となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
04/11 4719円 (-6円)
04/08 4725円 (+7円)
04/07 4718円 (-55円)
04/06 4773円 (+28円)
04/05 4745円 (-36円)
04/04 4781円 (-68円)
04/01 4849円 (+22円)
03/31 4827円 (-60円)
03/30 4887円 (+34円)
03/29 4853円 (+45円)
直近10日間の金相場平均価格:4,788円/g
【パラジウム相場】週末8日のNYパラジウム相場は、ここ最近の売り過剰による安値拾いや、ドル安を受けた割安感、堅調となった原油相場や株高を好感され上昇。中心限月の6月限は1トロイオンス538.65ドル(+4.85ドル)と、前日までの連続安が一服し、8営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日のパラジウムは、弱地合いが続いた前日までの売り過剰から買い戻しが強まり、序盤より小高く推移した。また、原油相場の上昇や、欧米株価が堅調となるなど、投資家心理がやや回復した事が相場の支えとなったほか、外為市場ではドル安が進行した事による割安感からも買いを誘い上げ幅を拡大した。途中、発表された米の経済指標(2月卸売在庫・卸売売上高)がそれぞれ冴えない内容となった事や、週末を前にした持ち高調整売りに押されやや上げ幅を縮小するも、堅調に推移している金やプラチナ相場や、原油高、米国株価の上昇が支えとなり、そのままプラス圏を維持して取引きを終えた。中心6月限の値動きは、高値544.00ドル、安値534.60ドル、終値538.65ドル。
国内のパラジウムは、為替が円高に傾斜するも、プラスに転じた週末の海外相場高を映して小反発。小売では1gあたり2,143円(+5円)と、小幅ながら8営業日ぶりにプラスに転じ、ここ最近の連続安が一服する展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
04/11 2143円 (+5円)
04/08 2138円 (-32円)
04/07 2170円 (-27円)
04/06 2197円 (-22円)
04/05 2219円 (-59円)
04/04 2278円 (-17円)
04/01 2295円 (-5円)
03/31 2300円 (-49円)
03/30 2349円 (+17円)
03/29 2332円 (-22円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2242円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1252.70ドル、パラジウムは546.85ドル、為替は1$107円91銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は買取ベースで金4,719円(-6円)、パラジウム2,143円(+5円)、銀60.91円(+0.43円)、プラチナ3,742円(+28円)と、国内貴金属は金を除いて上昇。金は週末の海外相場では買いが優勢となったものの、時間外取引での値動きや、為替要因から国内では小幅に値を下げ反落。一方、銀・パラジウム・プラチナはそれぞれ反発し、銀・プラチナは3営業日ぶり、パラジウムは8営業日ぶりにプラスに転じました。
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