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【金相場】5日のNY金相場は、地政学リスクの高まりに加え、米国で追加景気対策が実施されるとの見通しから買いが継続。中心限月の12月限は1トロイオンス2049.30ドル(+28.30ドル)と、上げ幅を拡大し、中心限月の交代を挟み9営業日連続で清算値での史上最高値を更新して取引きを終了。前日までの急騰を受け、時間外取引のアジア市場では利益確定売りが出やすく安寄りした。しかし、ユーロ圏の小売売上高統計の改善などを背景にドル安・ユーロ高が進行すると、金の割安感を強め買い戻しに反転。また、中東情勢の悪化から地政学リスクの高まりを警戒した買いが入ったほか、7月の米民間雇用者数は伸びが急減速し、新型コロナの感染再拡大で労働市場にブレーキがかかったことが示唆された事で金を買う動きが活発化し、相場は一時2070.30ドルと一段高となった。その後、ISMが発表した米国の7月非製造業景況感指数が昨年2月以来の高水準となった事で、ドル安一服や米国株の上昇を受け金は上値を抑えられるも、引き続き堅調地合いを維持し、そのまま一代高値を更新して取引きを終えた。
国内の金相場は、騰勢地合いを高めたNY相場を映し上げ幅を拡大。買取ベースでは1gあたり7,559円(+43円)と、海外相場が連日で史上最高値を記録している事から、国内でも歴代最高値を更新し、一段高の水準で推移しております。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
08/06 7559円 (+43円)
08/05 7516円 (+152円)
08/04 7364円 (-8円)
08/03 7372円 (+176円)
07/31 7196円 (-72円)
07/30 7268円 (+33円)
07/29 7235円 (-27円)
07/28 7262円 (+125円)
07/27 7137円 (+229円)
07/22 6908円 (+63円)
10日間の金相場平均価格:7,282円/g
【パラジウム相場】5日のNYパラジウム相場は、米国の追加経済対策に対する期待感や、ドル安・株高・原油高を背景に騰勢地合いが継続。中心限月の9月限は1トロイオンス2215.50ドル(+44.90ドル)と、大幅続伸し、2200ドル台に再浮上して取引きを終了。この日のパラジウムは、時間外取引では利益を確定する動きが出た事から安寄りした。しかし、米国の追加経済対策をめぐる政府と議会の議論の進展が注目され、早期合意期待が浮上した事で買い戻しに反転。また、ユーロ圏の経済指標が良好な内容となった事から、外国為替市場ではドル売り・ユーロ買いが進行。ドル安による割安感や、原油高、株高に加え、発表された米国経済指標(7月のISM非製造業景況感指数)が堅調となった事も追い風となり、相場は一段高となった。また、金が連日で最高値記録を更新したほか、銀も価格水準を切り上げ7年4ヶ月ぶりの高値更新となった事も好材料となり、節目の2,200ドル台で引けた。
国内のパラジウムは、買い地合いとなったNY相場を映し4営業日続伸。買取では1gあたり8,008円(+203円)と、+2.5%の大幅高となり、大台の8,000円台に値戻す展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/06 8008円 (+203円)
08/05 7805円 (+55円)
08/04 7750円 (+50円)
08/03 7700円 (+88円)
07/31 7612円 (-347円)
07/30 7959円 (-363円)
07/29 8322円 (-225円)
07/28 8547円 (+335円)
07/27 8212円 (+160円)
07/22 8052円 (+423円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,997円/g
11:00現在の金相場は1トロイオンス2048.75ドル、パラジウムは2233.50ドル、為替は1$105円58銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金7,651円(+43円)、パラジウム8,261円(+204円)、銀102.19円(+3.41円)、プラチナ3,701円(+117円)と、国内貴金属は騰勢地合いを高めたNY相場を映し、軒並み上げ幅を拡大。金はNY相場が連日で史上最高値を記録するなど価格水準を切り上げた事から、国内でも堅調地合いを継続し続伸。前日に続き歴代高値を上抜いて、史上最高値を更新したほか、銀もNY相場が約7年4ヶ月ぶり(2013年4月相場以来)の高値を更新した事で、国内でも大幅続伸し2013年2月8日相場以来およそ7年6ヶ月ぶりの高値を記録。また、白金族のパラジウム・プラチナもそれぞれ大きく値を伸ばし共に4日続伸。パラジウムは7月29日相場ぶりの高値に浮上し、プラチナは2月26日相場以来およそ5ヶ月ぶりの高値となりました。
【5日】NY貴金属相場(中心月終値)
金:2049.30ドル(+28.30ドル)
銀:2689.00セント(+86.20セント)
パラジウム:2215.50ドル(+44.90ドル)
プラチナ:989.10ドル(+33.90ドル)
【金相場】4日のNY金相場は、世界経済への先行き不安から買い地合いが継続し大幅続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス2021.00ドル(+34.70ドル)と、中心終値では史上初めて2000ドル台で引け、歴代最高値を記録して取引きを終了。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、世界的な景気先行きに懸念が広がっている事から、この日も逃避需要として金を買う動きが広がり、序盤より堅調に推移した。また、金融緩和政策が長期化するとの見方が強まる中、金利を生まない資産である金に買いが引き続き入ったほか、この日レバノンの首都ベイルートで大きな爆発があり、地政学的リスクに対する警戒感が広がったことも、安全資産としての金の押し上げ材料となった。一方で、トランプ米政権と議会与野党による新型コロナウイルス感染拡大を受けた追加経済対策の協議が進展するとの楽観的な見方が一部で浮上。民主党のシューマー上院院内総務はムニューシン米財務長官らとの協議の後、「多く点で意見に隔たりがあるが、正しい方向に動きだしている」と述べたと伝わった事を受けて、投資家のリスク回避姿勢が若干緩む場面もあったが、外国為替市場では対ユーロでドル安が進んだ事で割安感につながり、一時は2037ドルまで上げ幅を拡大する場面もあった。なお、銀はこの日2602.80セント(+161.10セント)と6%超の上げ幅を記録し、終値では2013年4月相場以来およそ7年4ヶ月ぶりの高値となった。
国内の金相場は、一代高値を記録したNY相場を映し2%高と大幅反発。買取ベースでは1gあたり7,516円(+152円)と、初めて7,500円台に乗せるなど価格水準を切り上げ、歴代最高値を記録しました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
08/05 7516円 (+152円)
08/04 7364円 (-8円)
08/03 7372円 (+176円)
07/31 7196円 (-72円)
07/30 7268円 (+33円)
07/29 7235円 (-27円)
07/28 7262円 (+125円)
07/27 7137円 (+229円)
07/22 6908円 (+63円)
07/21 6845円 (+34円)
10日間の金相場平均価格:7,210円/g
【パラジウム相場】4日のNYパラジウム相場は、ドル安による割安感や、株式や原油相場の上昇、金の記録的高値などを背景に買いが旺盛となり大幅反発。中心限月の9月限は1トロイオンス2170.60ドル(+31.10ドル)と、買いが優勢となりプラス圏で取引きを終了。アジア株が堅調に推移した事で、この日は時間外取引より買いが先行し堅調に推移した。また、新型コロナで打撃を受けた米経済を支えるための包括的経済対策案を巡り、トランプ政権と共和党は4日、米議会で協議を行った。協議終了後、メドウズ大統領首席補佐官は経済対策案を巡る民主党との交渉で政権側が新たな提案を行うことを明らかにした事から、投資家心理が改善。米国株が堅調に推移したほか、発表された米国の6月製造業受注が前月比6.2%増と、市場予想の5.0%増を上回ったことも支援材料となり上げ幅を拡大。相場は一時2192.20ドルまで急伸した。また、レバノンの首都ベイルートで大規模な爆発があったと伝わった事で、同国の武装集団が隣国イスラエルと対立していることもあって地政学リスクの高まりや、中東での原油生産や輸送に支障を来すと警戒され原油が買われた事も、パラジウムの支援材料となった。その後、利益確定売りから上値を重くするも、ドル安の進行から割安感が意識され、30ドル超の上げ幅を維持して引けた。
国内のパラジウムは、買い優勢となったNY相場を映し上げ幅を拡大。買取では1gあたり7,805円(+55円)と、3営業日続伸し、7,800円台に値戻しました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/05 7805円 (+55円)
08/04 7750円 (+50円)
08/03 7700円 (+88円)
07/31 7612円 (-347円)
07/30 7959円 (-363円)
07/29 8322円 (-225円)
07/28 8547円 (+335円)
07/27 8212円 (+160円)
07/22 8052円 (+423円)
07/21 7629円 (+121円)
10日間のパラジウム相場平均価格:7,959円/g
11:00現在の金相場は1トロイオンス2024.10ドル、パラジウムは2172.75ドル、為替は1$105円60銭前後の値動きで推移しております。
総数7509件 2253~2256件目を表示