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18:00現在の金相場は1トロイオンス1166.85ドル、パラジウムは774.45ドル、為替は1$120円62銭前後の値動きで推移しております。
【金相場】18日のNY金相場は小反発。中心限月の4月限は1トロイオンス1151.30ドル(+3.10ドル)と、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を控え様子見姿勢が強かった中、調整的な買いから小幅に値を上げて取引き終了。この日の金相場は、序盤はFOMCの結果を控えた警戒感から前日終値近辺で推移するも、やや売りが優勢となり小安く推移。その後は下振れた米の経済指標(MBA住宅ローン申請指数)や、外為市場ではドル高が後退した事から、金は相対的に買われ再びプラス圏に浮上した。米株式相場の上昇に伴い金は上げ渋るも、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控え調整的な買いが相場を支え、前日終値をはさんでもみ合あった中、小幅高でこの日の取引きを終えた。
その後、通常取引き後に発表された、FOMC声明内容が想定よりもハト派的だった事を受けて金は時間外取引で、一時1170ドル超まで急伸。外為市場ではドル売・ユーロ買が進行し、ドル建てで取引される金相場は割安感から買いが活発化し、最近の安値圏から切り返した。
米連邦準備理事会(FRB)は18日発表した米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、大方の予想通り利上げに「忍耐強くなれる」との文言を削除。その上で利上げの時期については、次回のFOMC(4月28-29日)での利上げは「可能性として低い」との表現を付け加え、最短では6月16日-17日のFOMCでの利上げに踏み切る可能性があることを初めて示した。市場では雇用回復を踏まえ、「辛抱強く」の趣旨を削り、新たな表現に置き換えるとの見方が強かった中、声明内容はこうした市場の観測に沿って声明を手直しした上で、6月以降はいつでも利上げが可能との判断に到達した点を示した。イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長は記者会見で、「声明から辛抱強いという文言を削除しただけで、われわれが性急な姿勢になることはない」と説明。さらに「この変更は必ずしも6月に利上げが実施されるということを意味する訳ではない。しかし我々はその可能性を排除する事も出来ない。」と語った。発表を受けて市場では声明から「辛抱強く」は削除されたものの、全体的にはややハト派的な内容となったと解釈され、利上げ時期の後ずれに傾斜。6月利上げの可能性がなくなったわけではないが、可能性は低いとみて、9月が初回の利上げとしては最も確率が高いと考える声が多かった。
国内の金相場は、時間外取引きで急伸した海外相場高を映して反発。小売では4,937円(+35円)と、昨日の下げ幅を値戻し最近の安値地合いから持ち直しました。
《3月現在の金相場価格推移(小売)》
03/19 4937円 (+35円)
03/18 4902円 (-27円) ※最安値
03/17 4929円 (+5円)
03/16 4924円 (±0円)
03/13 4924円 (-5円)
03/12 4929円 (-21円)
03/11 4950円 (-29円)
03/10 4979円 (+24円)
03/09 4955円 (-97円)
03/06 5052円 (+6円)
03/05 5046円 (-5円)
03/04 5051円 (-31円)
03/03 5082円 (-22円)
03/02 5104円 (+43円) ※最高値
本日までの3月金相場平均価格:4,983円/g
【パラジウム相場】18日のNYパラジウム相場は小反発。中心限月の6月限は1トロイオンス764.65ドル(+2.50ドル)と、小幅ながら値を上げ3営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日のパラジウムは、米のFOMC声明を前に様子見から、売り買いが交錯し前日終値を挟んで推移。序盤は前日までの売り過剰感から買いが先行し小高く推移。また、外為市場ではドルがユーロに対して軟調に推移したほか、金やプラチナがプラス圏で推移しているのを眺めて、パラジウムも買われた。ただ、その後は他貴金属同様に上げ渋る展開となり、前日終値を挟んで推移。途中、下げに転じたプラチナの値動きを眺め、マイナス圏に沈む場面もあったが、ドル安や株式相場の上昇から再び買い戻され、結局終値では3営業日ぶりにプラス圏に転じてこの日の取引きを終えた。
その後、通常取引き後に発表された、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明内容を受けて外為市場ではドル安・ユーロ高が進行。ドル建てのパラジウムは割安感から買われ時間外取引で、780ドル超まで急伸した。
国内のパラジウム相場は海外相場が時間外取引で急伸した事を映して急反発。小売では3,385円(+59円)と、4営業日ぶりにプラスに転じ、昨日付けたおよそ1か月ぶりの安値圏から切り返えされました。
《3月現在のパラジウム相場価格推移(小売)》
03/19 3385円 (+59円)
03/18 3326円 (-76円) ※最安値
03/17 3402円 (-27円)
03/16 3429円 (-27円)
03/13 3456円 (+5円)
03/12 3451円 (-48円)
03/11 3499円 (-59円)
03/10 3558円 (+16円) ※最高値
03/09 3542円 (±0円)
03/06 3542円 (±0円)
03/05 3542円 (±0円)
03/04 3542円 (-6円)
03/03 3548円 (+49円)
03/02 3499円 (+38円)
本日までの3月のパラジウム相場平均価格:3,480円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1174.15ドル、パラジウムは783.75ドル、為替は1$120円22銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金4,937円(+35円)、パラジウム3,385円(+59円)、銀69.76円(+1.08円)、プラチナ4,803円(+98円)と、国内貴金属は時間外取引きで急伸した海外相場を映して急反発。それぞれ最近の安値圏から切り返し、金・銀は反発。パラジウムは前日の下げた反動から値戻され、4営業日ぶりにプラス圏へ。プラチナは昨日、およそ5ヶ月半ぶりの安値を付けましたが、本日は大きく上昇し7営業日ぶりに反発。最近の安値地合いから持ち直しました。
【18日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1151.30ドル(+3.10ドル)
銀:1554.10セント(-3.70セント)
パラジウム:764.65ドル(+2.50ドル)
プラチナ:1092.60ドル(-1.10ドル)
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