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【金相場】週明け5日のNY金相場は、米中貿易摩擦の激化懸念が強まる中、安全資産として買いが活発化し急伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1476.50ドル(+19.00ドル)と、中心終値では2013年4月以来およそ6年4カ月ぶりの高値で取引きを終了。米中貿易摩擦の長期化を受け、中国当局が元安容認の姿勢に転じたため、5日の上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで1ドル=7元台と、11年3カ月ぶりの安値に下落。これに対し、トランプ米大統領はツイッターで「為替操作」だと批判。両国の対立が一層激化するとの不安が広がったほか、香港での大規模ストや英国の欧州連合(EU)からの合意なき離脱など、国際情勢を取り巻く不透明感も安全資産とされる金買いの追い風となり、相場は序盤より堅調となった。加えて、リスクオフから世界的な株安が広がったほか、米サプライ管理協会(ISM)が発表した7月の非製造業景況指数はが2年11カ月ぶりの低水準に悪化するなど、米国景気の減速に対する警戒感にもつながり、相場は一段と上げ幅を拡大。一時1481.10ドルの高値まで値を伸ばす展開となった。
国内の金相場は、一段高となった週明けのNY相場を映して大幅反発。小売ベースでは1gあたり5,437円(+74円)と、先月末31日に付けた歴代高値を上抜いて、史上最高値を更新しました。
《10日間の金相場価格推移(小売)》
08/06 5437円 (+74円)
08/05 5364円 (-40円)
08/02 5404円 (+38円)
08/01 5366円 (-57円)
07/31 5423円 (+3円)
07/30 5420円 (+33円)
07/29 5387円 (+10円)
07/26 5377円 (-6円)
07/25 5383円 (+28円)
07/24 5355円 (-8円)
10日間の金相場平均価格:5,392円/g
【パラジウム相場】週明け5日のNYパラジウム相場は、激化しつつある米中貿易戦争を巡る懸念を背景に圧迫される場面もあったが、安値拾いの買い戻しや、金の顕著さが意識され3営業日ぶりに反発。中心限月の9月限は1トロイオンス1416.30ドル(+12.10ドル)と、買い優勢で取引きを終了。米中貿易摩擦の激化で投資家のリスク回避姿勢が強まり、世界の主要な株式相場が軒並み下落する中、パラジウムも時間外取引では安寄りした。ただ、通常取引きに入ると、安値拾いが入り買い戻しが活発化。ドル安による割安感や、金が約6年4ヶ月ぶりの高値を更新するなど一段高となった事も意識され、この日は買い優勢に反転する展開となった。
国内のパラジウムは、売り一服となったNY相場を映してプラス圏に反転。小売では1gあたり5,319円(+27円)と、前2日間の調整が一服し、持ち直す展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/06 5,319円 (+27円)
08/05 5,292円 (-199円)
08/02 5,491円 (-335円)
08/01 5,826円 (+5円)
07/31 5,821円 (-135円)
07/30 5,956円 (+108円)
07/29 5,848円 (-5円)
07/26 5,853円 (-16円)
07/25 5,869円 (+59円)
07/24 5,648円 (+16円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,709円/g
12:55現在の金相場は1トロイオンス1465.80ドル、パラジウムは1425.15ドル、為替は1$106円44銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金5,437円(+73円)、パラジウム5,319円(+27円)、銀63.61円(+0.65円)、プラチナ3,236円(+13円)と、週明けのNY相場を映して軒並み上昇。金はリスクオフの流れから週明けのNY市場が約6年4ヶ月(2013年4月)ぶりの高値を更新するなど一段高に振れた事を映して、国内でも買いが優勢となり大幅反発。先月末31日に付けた歴代高値を上抜いて、史上最高値を記録。また、銀も4営業日ぶりに値を上げ反発したほか、白金族のパラジウム・プラチナも共に値を上げ上昇。パラジウムは前2営業日の調整地合いから持ち直し3営業日ぶりに反発、プラチナは5営業日ぶりにプラス圏に反転しました。
【5日】NY貴金属相場(中心限月終値)
金:1476.50ドル(+19.00ドル)
銀:1639.30セント(+12.30セント)
パラジウム:1416.30ドル(+12.10ドル)
プラチナ:857.90ドル(+4.90ドル)
【金相場】週末2日のNY金相場は、米中貿易摩擦の激化懸念が強まる中、安全資産としての買いを集め急反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1457.50ドル(+25.10ドル)と、3営業日ぶりに値を上げ、2013年5月以来およそ6年3カ月ぶりの高値を記録して取引きを終了。トランプ米大統領は1日、中国からの輸入品ほぼすべてに制裁関税を拡大する第4弾を9月1日に発動するとツイート。これを受け、中国外務省報道官は2日、対抗措置を講じなければならないと表明し、両国の貿易戦争激化への懸念が増大。両国の対立が世界経済に及ぼす影響を警戒し、安全資産とされる金商品は大きく上伸し、相場は一時1461.90ドルまで上昇した。2日朝に7月の米雇用統計が発表された後は、外国為替市場でドルがユーロに対して一時反転上昇。ドル建てで取引される金は割高感に押されて値を削る場面があったものの、これを安値拾いの機会と捉えた向きなどから押し目買いが入り、結局終値では6年3ヶ月(2013年5月)ぶりの高値で取引きを終えた。
国内の金相場は、円高要因から上げを消化され反落。小売ベースでは1gあたり5,364円(-40円)と、前営業日の上げを戻し、マイナス圏に反転しました。
《10日間の金相場価格推移(小売)》
08/05 5364円 (-40円)
08/02 5404円 (+38円)
08/01 5366円 (-57円)
07/31 5423円 (+3円)
07/30 5420円 (+33円)
07/29 5387円 (+10円)
07/26 5377円 (-6円)
07/25 5383円 (+28円)
07/24 5355円 (-8円)
07/23 5363円 (-3円)
10日間の金相場平均価格:5,384円/g
【パラジウム相場】週末2日のNYパラジウム相場は、米中間の貿易戦争激化に対する懸念を受けて売りが継続。中心限月の9月限は1トロイオンス1404.20ドル(-10.10ドル)と、6月11日以来およそ1ヶ月半ぶりの安値に戻して取引きを終了。米国の対中追加関税発動を受けて、前日には売りが優勢となり調整地合いとなっていたが、この日も時間外取引より軟調な展開となり安寄りした。また、ユーロ安や株安の進行も圧迫材料となったが、米長期金利が低下したほか、売り一巡後は安値拾いが入った事もあって、午後は下げ一服となった。
国内のパラジウムは、引き続き調整地合いとなったNY相場を映して続落。小売では1gあたり5,292円(-199円)と、6月10日相場(約2ヶ月)ぶりの安値に値戻す展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/05 5,292円 (-199円)
08/02 5,491円 (-335円)
08/01 5,826円 (+5円)
07/31 5,821円 (-135円)
07/30 5,956円 (+108円)
07/29 5,848円 (-5円)
07/26 5,853円 (-16円)
07/25 5,869円 (+59円)
07/24 5,648円 (+16円)
07/23 5,632円 (+54円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,756円/g
14:15現在の金相場は1トロイオンス1456.05ドル、パラジウムは1408.15ドル、為替は1$106円01銭前後の値動きで推移しております。
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