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【金相場】週明け8日のNY金相場は、全体的に方向感に乏しい展開となり横ばい推移。中心限月の8月限は1トロイオンス1400.00ドル(-0.10ドル)と、小幅安で取引きを終了。中東の地政学的リスクの高まりや、米株式相場の下落を背景に、投資家のリスク回避姿勢が強まり、安全資産としての金買いが入った。一方で、米利下げに対する過度の期待が後退する中で売りも出やすく、上値が抑えられる展開となった。10日-11日に行われる米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の議会証言を控えて、様子見ムードも広がっているほか、売り買いの材料を欠き、この日は全体的に方向感のない値動きとなった。
国内の金相場は、横ばい圏ながら小幅高に振れ上昇。小売ベースでは1gあたり5,299円(+9円)と、4営業日ぶりに値を上げ反発しました。
《10日間の金相場価格推移(小売)》
07/09 5299円 (+9円)
07/08 5290円 (-37円)
07/05 5327円 (-7円)
07/04 5334円 (-32円)
07/03 5366円 (+125円)
07/02 5241円 (-20円)
07/01 5261円 (-53円)
06/28 5314円 (+14円)
06/27 5300円 (+2円)
06/26 5298円 (-42円)
10日間の金相場平均価格:5,303円/g
【パラジウム相場】週明け8日のNYパラジウム相場は、ドル高や株安を背景に売りが優勢となり続落。中心限月の9月限は1トロイオンス1558.20ドル(-6.00ドル)と、マイナス圏で取引きを終了。この日は、時間外取引きでは押し目を買われ序盤は買いが先行した。ただ、株式相場が軟調となったほか、外国為替市場ではドル高に振れた事で割高感が意識され、相場を圧迫された。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は10日に下院金融委員会で、翌11日には上院銀行委員会で、半年に一度の議会証言を行う。先週末の米雇用統計は、同国経済が引き続き軌道に乗っていることを示唆する内容だった。議長が米経済の状態と金融政策について、どういった見解を示すかに市場の関心は集まっている。このほか、10日には米連邦公開市場委員会(FOMC、6月18-19日開催分)の議事要旨が公表、欧州中央銀行(ECB)は11日に議事要旨(6月5-6日分)を公表する予定で、全体的に様子見ムードが広がった。
国内のパラジウムは、値動きなしの横ばい推移。小売では1gあたり5,972円(±0円)と、前日比変わらずとなり、約3か月半(3月27日相場)ぶりの価格水準で高止まりとなりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
07/09 5,972円 (±0円)
07/08 5,972円 (+38円)
07/05 5,934円 (-27円)
07/04 5,961円 (+38円)
07/03 5,923円 (+21円)
07/02 5,902円 (+27円)
07/01 5,875円 (-54円)
06/28 5,929円 (+135円)
06/27 5,794円 (+27円)
06/26 5,767円 (-75円)
10日間のパラジウム相場平均価格:5,903円/g
10:45現在の金相場は1トロイオンス1395.80ドル、パラジウムは1556.40ドル、為替は1$108円84銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金5,299円(+9円)、パラジウム5,972円(±0円)、銀59.72円(+0.11円)、プラチナ3,165円(+14円)と、国内貴金属は値動きがなかったパラジウムを除いて上昇。金は週明けのNY相場では横ばいながら小幅安に振れるも、国内では円安要因からプラス圏で推移し4営業日ぶりに反発。また、銀も値を上げ4営業日ぶりに上昇したほか、プラチナも堅調に推移し3営業日ぶりに反発。本日パラジウムは前日比変わらずの横ばいとなり、約3か月半ぶりの価格水準で高止まりとなりました。
【8日】NY貴金属相場(中心限月終値)
金:1400.00ドル(-0.10ドル)
銀:1505.00セント(+4.90セント)
パラジウム:1558.20ドル(-6.00ドル)
プラチナ:820.40ドル(+9.00ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1408.35ドル、パラジウムは1568.30ドル、為替は1$108円39銭前後の値動きで推移しております。
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