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【金相場】10日のNY金相場は、ドルの反転上昇や株高を受けて反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1287.40ドル(-4.60ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。9日夜の外国為替市場ではドル売り・ユーロ買いが進行し、ドル建てで取引される金商品は割安感から上昇。相場は一時1298.00ドルと心理的な節目である1300ドルに迫る場面があった。しかし、その後にドルがユーロに対して買い戻される展開となったことから、金相場はじりじりと値を消し、朝方にはマイナス圏に転落。午前の早い段階では、世界的な株価の軟調を支えに下げ渋っていたものの、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言が午後に入って伝えられると株高が進み、金は反面売りが優勢となった。パウエル氏はこの日、首都ワシントンで開かれた討論会に出席し「インフレを踏まえると、FRBは(利上げに)忍耐強くなれる」との見解を繰り返す一方、「米景気が近く後退する兆しは見られない」などと発言。これを受け、米金融市場では金利が上昇し、ドルも対ユーロで一段と強含んだ。
国内の金相場は、売りが優勢となったNY相場を映して小幅安の展開が継続。小売ベースでは1gあたり4,892円(-6円)と、マイナス圏で推移し3日続落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
01/11 4892円 (-6円)
01/10 4898円 (-3円)
01/09 4901円 (-5円)
01/08 4906円 (+24円)
01/07 4882円 (-51円)
12/27 4933円 (+35円)
12/26 4898円 (-9円)
12/25 4907円 (-8円)
12/21 4915円 (+17円)
12/20 4898円 (-18円)
直近10日間の金相場平均価格:4,903円/g
【パラジウム相場】10日のNYパラジウム相場は、米国株の上昇や引き続き供給逼迫を背景とした買いに支えられ8連騰。中心限月の3月限は1トロイオンス1273.20ドル(+3.80ドル)と、連日で史上最高値を記録して取引きを終了。前日引け後に利益確定を目的とした売りの流れを引き継ぎ、この日は時間外取引きでは小幅安で推移した。その後、外国為替市場ではドル安・ユーロ高が進んだ事で割安感が意識されたほか、米国株が上昇した事も支援材料となり、相場はプラス圏に反転した。途中、ドル安一服を受けて上値を重くする場面もあったが、引き続き供給逼迫を背景とした買い支えがあり、結局この日も一代高値を更新して取引きを終えた。上げ幅を拡大し8連騰となった8日間の上げ幅は+89.80ドル(+7%)。なお、金との価格差は14.20ドルまで迫る展開となった。
国内のパラジウムは、マイナス圏で推移し続落。小売では1gあたり5,054円(-32円)と、値を落とし続落となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
01/11 5054円 (-32円)
01/10 5086円 (-38円)
01/09 5124円 (+102円)
01/08 5022円 (±0円)
01/07 5022円 (+60円)
12/27 4801円 (+108円)
12/27 4962円 (+108円)
12/26 4854円 (+21円)
12/25 4833円 (-118円)
12/21 4951円 (-60円)
12/20 5011円 (+49円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,992円/g
14:30現在の金相場は1トロイオンス1295.85ドル、パラジウムは1289.45ドル、為替は1$108円30銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金4,892円(-6円)、パラジウム5,054円(-32円)、銀61.66円(-0.44円)、プラチナ3,194円(-10円)と、国内貴金属は前日相場同様に総じてマイナス圏で推移。金は値を下げ反落したNY相場を映して、国内では小幅安の展開が継続し3日続落。また、銀やパラジウム、プラチナもそれぞれ値を下げマイナス圏での値動きとなりました。
【10日】NY貴金属相場(中心限月終値)
金:1287.40ドル(-4.60ドル)
銀:1564.30セント(-9.20セント)
パラジウム:1273.20ドル(+3.80ドル)
プラチナ:826.10ドル(+0.80ドル)
【金相場】9日のNY金相場は、対ユーロでのドル安先行に伴う割安感などを背景に買いが入り反発。中心限月の2月限は1トロイオンス1292.00ドル(+6.10ドル)と、プラス圏に転じて取引きを終了。この日は為替相場がユーロ高・米ドル安に振れたことや、米政府機関の閉鎖がしばらく続くとの見方が多いことから、金への逃避買いが入り堅調となった。また、原油相場の急伸が金の地合いを支える展開となった。ただし、米中通商協議の進展への期待感や、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を午後に控えて、今後の利上げペースに関する手掛かりを得たいとの思惑が広がっていたため様子見ムードも強かった。
引け後に発表されたFOMC議事要旨(昨年12月18-19日開催分)では、金融市場の動揺や世界経済の減速懸念が強まる中、「将来の適切な利上げ幅とタイミングはより従来より不透明」と、ハト派寄りな発言を示していたことが明らかになったため、発表後には上げ幅を拡大する展開となった。
国内の金相場は、為替が円高に傾斜した事を受けて小幅続落。小売ベースでは1gあたり4,898円(-3円)と、横ばい圏ながらマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
01/10 4898円 (-3円)
01/09 4901円 (-5円)
01/08 4906円 (+24円)
01/07 4882円 (-51円)
12/27 4933円 (+35円)
12/26 4898円 (-9円)
12/25 4907円 (-8円)
12/21 4915円 (+17円)
12/20 4898円 (-18円)
12/19 4916円 (-2円)
直近10日間の金相場平均価格:4,905円/g
【パラジウム相場】9日のNYパラジウム相場は、ドル安の進行や原油高・株高を背景に堅調地合いが継続。中心限月の3月限は1トロイオンス1269.40ドル(+8.00ドル)と、7営業日続伸し、連日で史上最高値を更新して取引きを終了。この日のパラジウムは、急騰し一段高となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤より買いが先行した。また、米中通商協議の進展への期待感や、ドル安の進行、原油高や株高が意識され上げ幅を拡大。相場は一時1283.80ドルを記録するなど、一段と水準を切り上げる展開となった。ただ、買い一巡後はこのところの急速な上昇に伴う過熱感から、利益確定を目的とした売りが出た事で上げ幅をやや縮小する展開となった。値を伸ばした7日間の上げ幅は+64.80ドル(+6.7%)
国内のパラジウムは、NY相場では一代高値を再更新し上値追いとなったものの、時間外取引の下げや円高要因から圧迫され反落。小売では1gあたり5,086円(-38円)と、6営業日ぶりに値を落とし、連日の高値記録更新が一服となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
01/10 5086円 (-38円)
01/09 5124円 (+102円)
01/08 5022円 (±0円)
01/07 5022円 (+60円)
12/27 4801円 (+108円)
12/27 4962円 (+108円)
12/26 4854円 (+21円)
12/25 4833円 (-118円)
12/21 4951円 (-60円)
12/20 5011円 (+49円)
12/19 4962円 (-65円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:4,983円/g
13:40現在の金相場は1トロイオンス1297.10ドル、パラジウムは1269.70ドル、為替は1$107円95銭前後の値動きで推移しております。
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