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【7日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1237.50ドル(+13.70ドル)
銀:1515.80セント(+10.40セント)
パラジウム:533.80ドル(-4.15ドル)
プラチナ:954.70ドル(+10.00ドル)
【金相場】6日のNY金相場は、FOMC議事要旨発表を控えた様子見が広がる中、利益確定売りや、原油高・株高に押され反落。中心限月の6月限は1トロイオンス1223.80ドル(-5.80ドル)と、マイナスに転じて取引きを終了。前日は逃避目的から買われていた事から、この日は利益確定売りが進み軟調となった。中国の3月財新サービス業PMIが上振れで改善したことや、原油の反発を受けて、投資家心理が改善。欧州に続いて、下落スタートした米国でも株価が上昇した事が重しとなり、金を手放す動きにつながった。一方、売り一巡後は、取引終了後に予定される米連邦公開市場委員会(FOMC)3月会合の議事要旨の発表を控え、ハト派的な内容になるとの見方から、金の買い戻しが一時強まり下げ幅を縮小。ドル安の流れも金相場の支援材料となったが、その後も米国株価が堅調となった事に上値を抑えられ、結局マイナス圏で取引きを終えた。引け後に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、多数が追加利上げに慎重な姿勢を示していることが確認された。
3月15─16日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、4月に利上げが必要になるかどうか討議されたものの、世界的な景気減速に伴うリスクが出ていることで慎重なアプローチが必要との見方で意見が一致していたことが、議事要旨で明らかになった。FOMCは昨年12月の時点で、2016年に4回の利上げがあると示唆していたが、3月のFOMC後に公表された金利見通しでは、参加者は今年2回の利上げを見込んでいることが示唆され、その時期は定まっていない。議事要旨によると、多くの参加者が、金利は依然とても低く、外的ショックに対応するための中銀の手段は限られていると指摘。「高まる世界経済のリスクと、それに金融政策で対応する余地が各国で異なっていることを踏まえると、慎重姿勢が正当化されると多くの参加者が述べた」とした。
国内の金相場は、利益確定売りに押されたNY相場や、円高要因から、軟調に推移し反落。小売ベースでは1gあたり4,718円(-55円)と値を下げ、マイナスに転じる展開となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
04/07 4718円 (-55円)
04/06 4773円 (+28円)
04/05 4745円 (-36円)
04/04 4781円 (-68円)
04/01 4849円 (+22円)
03/31 4827円 (-60円)
03/30 4887円 (+34円)
03/29 4853円 (+45円)
03/28 4808円 (-19円)
03/25 4827円 (+3円)
直近10日間の金相場平均価格:4,807円/g
【パラジウム相場】6日のNYパラジウム相場は、原油高や株高が支えとなり買いが入った一方で、軟調地合いとなった金相場や、依然として世界経済への下振れリスクが意識され売りが優勢となった。この日のパラジウムは、売りが継続した前日相場への安値感から序盤は小高く推移した。また、在庫減少を背景に原油相場が大きく上昇した事から、投資家心理がやや回復。欧州株高に続き、米国株価もじわじわと上昇に転じた事を受けて、パラジウムも一時556ドル超まで上げ幅を拡大した。ただ、その後は金をはじめ、他貴金属の軟調につられパラジウムも売りに反転。一部で利益確定売りが出たほか、この日発表されたドイツの2月鉱工業生産が冴えない内容となるなど、依然として世界経済の成長鈍化が意識された事も圧迫材料となり、マイナス圏に沈下した。途中、取引終了後に予定されているFOMC(3月会合)の議事要旨の発表を控え、大方の予想通りハト派的な内容になるとの見方からドル売りが出た事で、下値を支えられた。中心6月限の値動きは、高値556.95ドル、安値537.00ドル、終値537.95ドルと、中心終値では3月2日相場以来およそ1ヶ月ぶりの安値となった。
国内のパラジウムは引き続き弱地合いとなった海外相場安や、円高進行を受けて続落。小売では1gあたり2,170円(-27円)と、直近では最長(1月5日相場-13日相場:6日続落)の6営業日続落し、昨日同様に先月3日相場以来およそ1ヵ月ぶりの安値継続となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
04/07 2170円 (-27円)
04/06 2197円 (-22円)
04/05 2219円 (-59円)
04/04 2278円 (-17円)
04/01 2295円 (-5円)
03/31 2300円 (-49円)
03/30 2349円 (+17円)
03/29 2332円 (-22円)
03/28 2354円 (±0円)
03/25 2354円 (-27円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2285円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1227.05ドル、パラジウムは542.60ドル、為替は1$109円27銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は買取ベースで金4,633円(-55円)、パラジウム2,009円(-27円)、銀56.60円(-0.43円)、プラチナ3,590円(-40円)と、国内貴金属は売りが優ったNY相場や、円高要因から総じて軟調に推移。金・銀・プラチナは前日に上昇していた反動からマイナスに転じ反落。また、パラジウムは調整地合いが継続し6日連続安となり、前日相場同様におよそ1ヶ月ぶり(先月3日相場来)の安値継続となりました。
【6日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1223.80ドル(-5.80ドル)
銀:1505.40セント(-6.20セント)
パラジウム:537.95ドル(-5.70ドル)
プラチナ:944.70ドル(-6.90ドル)
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