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20日のNYパラジウム相場は続落。中心限月の12月限は1トロイオンス767.15ドル(-2.80ドル)と、小幅ながら値を下げ2営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは他貴金属同様に、序盤から前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表後の弱基調を引き継ぎ軟調に推移。途中、ドルが下げに転じた事や、米の経済指標が概ね良好な内容となった事から、買いが優勢となり770ドルを超える場面もあったが、ユーロ圏の経済指標が低調な内容となった事が相場の重しとなり、結局マイナス圏でこの日の取引きを終えた。パラジウム12月限の値動きは、高値772.85ドル、安値761.75ドル、終値767.15ドル。
国内のパラジウム相場は為替が円安に振れた事から反発。小売では1gあたり3,267円(+22円)と、月初来高値を上抜きおよそ2ヶ月半ぶり(9月11日相場来)の高値を更新しました。
今週5営業日のパラジウム相場は、値を上げた日が4日(17日・18日・19日・21日相場)、下げた日が1日(20日相場)。円安要因から週間では20日を除いて全日プラス圏で推移するなど堅調な値動きとなり、本日では月初来高値を上抜き9月11日相場以来(およそ2ヵ月半ぶり)の高値を更新。
5営業日では最高値:3,267円(21日相場)、最安値:3,208円(17日相場)、平均価格は3239.8円/gと、平均では前週相場(10日～14日)の平均価格3188円/g に対し、gあたり+51.8円(+1.6%超)と、4週連続で前週比プラスで推移。(4週の上げ幅+261.4円/g:+8.5%) 週間の値動きは以下の通り。
【今週5営業日のパラジウム相場価格推移(小売ベース) 】
11/21 3267円 (+22円)※最高値
11/20 3245円 (-11円)
11/19 3256円 (+33円)
11/18 3223円 (+15円)
11/17 3208円 (+6円)※最安値
今週5営業日のパラジウム平均価格:3239.8円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在のパラジウムは771.85ドル、為替は1$117円80銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで、金4,921円(+33円)、パラジウム3,267円(+22円)、銀69.66円(+0.44円)、プラチナ5,015円(+66円)と、国内貴金属は円安要因から総じて堅調に推移。金は反発し再び年初来高値を更新。先日同様、昨年5月15日相場以来およそ1年6ヶ月ぶりの高値を付け一段高へ。銀は前日同額を伸ばし、3営業日続伸。パラジウムは月初来高値を上抜き、9月11日相場以来およそ2ヶ月半ぶりの高値を付け上伸。プラチナも大きく反発し、月初来高値を上抜いて、およそ2ヶ月ぶり(9月30日相場来)の高値更新となりました。
【20日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1190.90ドル(-3.0ドル)
銀:1613.70セント(-15.70セント)
パラジウム:767.15ドル(-2.80ドル)
プラチナ:1205.60ドル(+6.30ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1187.40ドル、パラジウムは764.30ドル、為替は1$118円62銭前後の値動きで推移しております。
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