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本日の地金は小売ベースで金4,681円(-2円)、パラジウム2,575円(-33円)、銀63.50円(-0.65円)、プラチナ4,114円(-54円)と、金は海外相場ではプラスに転じたものの国内ではほぼ横ばい圏ながら小幅安となり、銀も続落するなど軟調に推移。また、本日はパラジウムを含む白金族もそれぞれ売りが優り、プラチナは2営業日続落。パラジウムは前日におよそ2週間ぶりの高値を付けた反動もあって、本日は3営業日ぶりにマイナス圏での推移となりました。
【14日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1107.70ドル(+4.40ドル)
銀:1436.30セント(-14.20セント)
パラジウム:587.80ドル(-3.20ドル)
プラチナ:955.40ドル(-9.50ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1109.20ドル、パラジウムは591.95ドル、為替は1$120円19銭前後の値動きで推移しております。
週末11日のNYパラジウム相場は、ドルの値動きや、株式相場の動向を眺めて売り買いが交錯した後、週末を前にした持ち高調整に押され小幅安。中心限月の12月限は1トロイオンス591.00ドル(-1.50ドル)と、ほぼ横ばい圏ながらマイナスに転じて取引きを終了。序盤のパラジウム相場は、中国株価が安定した値動きとなった事への安心感から買いが入った一方で、急反発した前日相場への利益確定売りに押され小安く推移した。その後、米の株式相場が堅調に推移した事が好感され、パラジウムも買い戻しの動きが活発化しプラス圏に浮上。しかし、金やプラチナをはじめ他貴金属が軟調に推移しているのを眺めて、パラジウムも上値を抑えられたほか、発表された米の経済指標(9月ミシガン大学消費者信頼感指数)が低調な内容となった事が重しとなり、再び売りが優勢となった。途中、ドルが下落した事で割安感から買い戻されるも、週末を前にした持ち高調整目的の売りに押され、結局小幅安で取引きを終えた。
レーバーデーを除いた週間4営業日のパラジウムは、値を上げた日が2日(8日・10日)、下げた日が2日(9日・11日)と一進一退となったが、週間全体では買い勢いが優り堅調に推移。週末終値(11日相場:591.00ドル)では、前週末4日終値(577.15ドル)に対して1トロイオンス+13.85ドル(+2.3%)と、4週ぶりにプラスで越週し、週末終値では3週間ぶり(8月21日相場来)の高値となった。また、4営業日の平均相場は1トロイオンス584.70ドルとなり、4日間の値動きは以下の通り。
《NYパラジウム相場 先週の値動き(9月7日~9月11日)》
09/07 休場(レーバーデー)
09/08 602.25ドル (+12.10ドル)
09/09 579.20ドル (-23.05ドル)
09/10 583.35ドル (+4.15ドル)
09/11 581.55ドル (-1.80ドル)
※前週4日終値比:1トロイオンス+13.85ドル(+2.3%)
4営業日のパラジウム平均価格:1トロイオンス586.58ドル
国内のパラジウム相場は、週末の海外相場では小幅に下振れたものの、為替要因からプラス圏で推移し続伸。小売では1gあたり2,608円(+16円)と、月初の1日に付けた月間高値と並び、およそ2週間ぶりの高値へ上伸しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
09/14 2608円 (+16円) ※最高値(1日相場同額)
09/11 2592円 (+65円)
09/10 2527円 (-70円)
09/09 2597円 (+59円)
09/08 2538円 (+43円)
09/07 2495円 (-21円) ※最安値
09/04 2516円 (-43円)
09/03 2559円 (+43円)
09/02 2516円 (-92円)
09/01 2608円 (+48円) ※最高値(14日相場同額)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,556円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在のパラジウム相場は596.05ドル前後の値動きで推移しております。
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