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【金相場】7日のNY金相場は、売り買いが交錯する中、小幅高に振れ上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1218.30ドル(+0.60ドル)と、横ばい圏ながら小幅に値を上げ小反発して取引きを終了。この日は主要な経済指標発表もなく、また夏季休暇シーズンからも全体的に薄商いの相場展開となる中、序盤よりユーロ高・ドル安の流れを受けて買いが先行した。また、米国はイランに対して、貴金属や米ドル、鉄鋼、石炭の取引などを対象に経済制裁を発動。地政学的リスクを意識した買いが入った事も相場の後押し要因となった。ただ、ユーロが伸び悩んでいることや米国株高を意識した売りが出た事もあって、その後はやや上げ幅を縮小する展開となった。
国内の金相場は、横ばい圏ながら小幅高に振れたNY相場や、円安要因からプラス圏に転じ上昇。小売ベースでは1gあたり4,737円(+14円)と、値を上げ反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(小売)》
08/08 4737円 (+14円)
08/07 4723円 (-22円)
08/06 4745円 (+2円)
08/02 4773円 (-29円)
08/01 4802円 (+36円)
07/31 4766円 (-1円)
07/30 4767円 (-8円)
07/27 4775円 (-20円)
07/26 4796円 (+6円)
直近10日間の金相場平均価格:4,763円/g
【パラジウム相場】7日のNYパラジウム相場は、売り買いが交錯し横ばい圏での値動きに。中心限月の9月限は1トロイオンス902.90ドル(-0.70ドル)と、小幅ながらマイナス圏で推移し3営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、序盤はユーロ高・ドル安を背景に割安感が意識され小高く推移した。また、米国株の上昇や原油高、堅調な他貴金属の値動きをはやして、パラジウムも上げ幅を拡大し一時915ドル超まで値を伸ばす場面もあった。ただ、ドル安一服や、サマーシーズンによる需要減少、依然として対中貿易摩擦を意識した警戒感や、利益確定売りが相場を重くし、結局売り優勢で取引きを終えた。日中取引きでは一時節目の900ドルを割り込む場面も見られた事で、市場ではもう一段下抜ける展開も想定されている。
国内のパラジウムは、時間外取引で上昇に転じたNY相場高や、円安要因からプラス圏に振れ上昇。小売では1gあたり3,628円(+21円)と、5営業日ぶりに値を上げ反発となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(小売)》
08/08 3628円 (+21円)
08/07 3607円 (-27円)
08/06 3634円 (-21円)
08/03 3655円 (±0円)
08/02 3655円 (-60円)
08/01 3715円 (+33円)
07/31 3682円 (+16円)
07/30 3666円 (-16円)
07/27 3682円 (-27円)
07/26 3709円 (+75円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:3,663円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。13:05現在の金相場は1トロイオンス1215.40ドル、パラジウムは907.15ドル、為替は1$111円37銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金4,737円(+14円)、パラジウム3,628円(+21円)、銀62.53円(+0.33円)、プラチナ3,317円(+30円)と、国内貴金属は総じて値を上げプラス圏で推移。金はNY相場が小幅高に振れた事や、為替が円安に傾斜した事もあって反発。また、銀もプラス圏に転じたほか、白金族のパラジウム・プラチナも値を上げ堅調に推移。パラジウムは時間外取引で上昇に転じたNY相場を映して、国内でもプラス圏に転じ5営業日ぶりに値を上げ、プラチナは反発となりました。
【7日】ニューヨーク貴金属相場(中心限月終値)
金:1218.30ドル(+0.60ドル)
銀:1537.30セント(+2.50セント)
パラジウム:902.90ドル(-0.70ドル)
プラチナ:831.40ドル(+5.10ドル)
18:00現在の金相場は1トロイオンス1215.80ドル、パラジウムは908.10ドル、為替は1$111円29銭前後の値動きで推移しております。
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