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【金相場】週明け28日のNY金相場は、投資家のリスク回避ムードが強まる中で買われ反発。中心限月の4月限は1トロイオンス1900.70ドル(+13.10ドル)と、節目の1900ドル台に戻して取引きを終了。なお、月間では+104.30ドル(+5.8%)と高騰し、約1年1ヵ月ぶり(2021年1月上旬相場)ぶりの高値水準となった。米バイデン政権は28日、ウクライナに軍事侵攻したロシアに対する金融制裁として、ロシアの中央銀行や政府系ファンド、財務省との取引を同日付で禁止した。これによりロシア中銀が米連邦準備制度理事会(FRB)に持つドル資産を事実上凍結。米国と欧州連合(EU)は外貨準備の利用を制限する制裁も発動した。これを受けて、世界経済の混乱が警戒され、投資家のリスク回避姿勢が台頭。欧米株が全面安となり、安全資産とされる金商品に買いが集まった。また、米長期金利の低下も金の支援材料となり、この日は買い優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、8営業日ぶりにマイナス圏に転じ反落。買取ベースでは1gあたり7,692円(-51円)と、前日までの連日歴代高値記録更新がストップし上値追い一服となりました。地政学リスクの高まりから金は価格水準を切り上げ、現在一段高で推移中。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
03/01 7,692円 (-51円)
02/28 7,743円 (+19円)
02/25 7,724円 (+22円)
02/24 7,702円 (+15円)
02/22 7,687円 (+1円)
02/21 7,686円 (+28円)
02/18 7,658円 (+95円)
02/17 7,563円 (+48円)
02/16 7,515円 (-62円)
02/15 7,577円 (+46円)
10日間の金相場平均価格:7,655円/g
【パラジウム相場】週明け28日のNYパラジウム相場は、需給逼迫への警戒感から買い戻しが台頭し急反発。中心限月の6月限は1トロイオンス2504.60ドル(+138.90ドル)と、大台の2500ドル台に再浮上するなど直近高値を上抜き、昨年2021年8月16日相場(2598ドル)以来およそ6ヵ月半ぶりの高値で取引きを終了。なお、月間では+678.60ドル(+27%)となった。欧米がロシアに対する経済制裁を強化し、需給が一段と引き締まるとの観測からパラジウムは買いが優勢となった。欧米は26日、ロシアの大手銀行などを国際決済網の国際銀行間通信協会(SWIFT)から締め出す方針を決定。ロシアに対する追加制裁の広がりを受け、パラジウムの供給不安が一層高まり相場は再度2500ドル台に浮上するなど買いが殺到した。
国内のパラジウム相場は、マイナスサイドに転じ反落。買取では1gあたり10,115円(-66円)と、前日記録した約7ヵ月(2021年8月3日相場)ぶりの高値から反落となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/01 10,115円 (-66円)
02/28 10,181円 (+308円)
02/25 9,873円 (-132円)
02/24 10,005円 (+347円)
02/22 9,658円 (+137円)
02/21 9,521円 (-44円)
02/18 9,565円 (+275円)
02/17 9,290円 (+83円)
02/16 9,207円 (-363円)
02/15 9,570円 (-39円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,699円/g
11:00現在の金相場は1トロイオンス1910.70ドル、パラジウムは2503.55ドル、為替は1$115円19銭前後の値動きで推移しております。
本日の地金は小売ベースで金7,795円(-52円)、パラジウム10,367円(-66円)、銀102.74円(-0.33円)、プラチナ4,327円(-80円)と、国内貴金属は総じてマイナス圏に反転し上値追いが一服。金はNY相場ではプラス圏に反転し上昇したものの、国内では8営業日ぶりにマイナス圏に反転。前日までの連日歴代高値記録更新がストップし上値追い一服となったほか、銀も値を下げ3ヵ月ぶりの高値から反落。また、白金族のパラジウム・プラチナもそれぞれ値を下げ、パラジウムは約7ヵ月(2021年8月3日相場)ぶりの高値から反落となりました。
【28日】NY貴金属相場(中心月終値)
金:1900.70ドル(+13.10ドル)
銀:2436.60セント(+34.90セント)
パラジウム:2504.60ドル(+138.90ドル)
プラチナ:1038.70ドル(-11.40ドル)
【金相場】週末25日のNY金相場は、投資家のリスク回避ムードがやや後退した事し4営業日ぶりに反落。中心限月の4月限は1トロイオンス1887.60ドル(-38.70ドル)と、マイナス圏に転じて取引きを終了。ウクライナ情勢への緊迫化を背景に前日には約1年1ヵ月ぶり(2021年1月4日相場以来)の高値まで上伸していた事から、この日は週末を控えた持ち高調整売りが出やすかった。また、ロシアのペスコフ大統領報道官は25日、プーチン大統領がウクライナ側との協議に向けて、代表団をベラルーシの首都ミンスクに派遣する用意があることを明らかにした。ウクライナのゼレンスキー大統領は同国が「中立的地位」を取ることをめぐりロシアと話し合う姿勢を示している。これを受けて、この日は投資家のリスク回避ムードがやや後退し、米株価が上昇。安全資産とされる金商品は、利益確定の売りが優勢となった。一方、現在の時間外取引では値頃感から買い戻しが入り1900ドル台に再浮上するなど、下げ幅を縮小する展開となっている。
国内の金相場は、時間外取引で買い戻されたNY相場を映し7日続伸。買取ベースでは1gあたり7,743円(+19円)と、前日に続き歴代高値を上抜いて、史上最高値を記録しました。地政学リスクの高まりから金は価格水準を切り上げ、現在一段高で推移中。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
02/28 7,743円 (+19円)
02/25 7,724円 (+22円)
02/24 7,702円 (+15円)
02/22 7,687円 (+1円)
02/21 7,686円 (+28円)
02/18 7,658円 (+95円)
02/17 7,563円 (+48円)
02/16 7,515円 (-62円)
02/15 7,577円 (+46円)
02/14 7,531円 (+99円)
10日間の金相場平均価格:7,639円/g
【パラジウム相場】週末25日のNYパラジウム相場は、最近の急ピッチでの上昇基調に一服感が広がり4営業日ぶりに反落。中心限月の6月限は1トロイオンス2365.70ドル(-135.40ドル)と、売り優勢で取引きを終了。ロシア軍が25日、ウクライナ各地で攻勢を強める一方、ロシアがウクライナとの協議に向けベラルーシに代表団を派遣する用意あると表明したと報じられ、停戦交渉への期待が一部で浮上した。これを受けて過度な緊張の高まりや、需給逼迫への警戒感もやや後退しパラジウムは序盤より売りが先行した。また、前日24日には節目の2400ドルを突破し、約5ヶ月ぶり(昨年2021年9月1日相場以来)の高値を更新するなど、急ピッチで高騰していた事もあって、一部で利益を確定する動きも出やすかった。
ただ一方で、27日現在の時間外取引では2520ドル近辺で推移するなど急速に買い戻される展開となっている。
国内のパラジウム相場は、NY相場の時間外取引きでの買戻しを映し急反発。買取では1gあたり10,181円(+308円)と、大台の10,000円台に値戻し、2021年8月3日相場(10,269円)以来およそ7ヶ月ぶりの高値更新となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/28 10,181円 (+308円)
02/25 9,873円 (-132円)
02/24 10,005円 (+347円)
02/22 9,658円 (+137円)
02/21 9,521円 (-44円)
02/18 9,565円 (+275円)
02/17 9,290円 (+83円)
02/16 9,207円 (-363円)
02/15 9,570円 (-39円)
02/14 9,609円 (+314円)
10日間のパラジウム相場平均価格:9,648円/g
12:05現在の金相場は1トロイオンス1917.55ドル、パラジウムは2516.80ドル、為替は1$115円45銭前後の値動きで推移しております。
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